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だが私が部屋から出ると同時に、杉本が階段をかけて行った。
アイツが行ったなら平気だな。
「黒木！」
呼ばれた方へ視線を向けると、私のいた部屋の隣の部屋の窓からこちらを見るアシㇼパがいた。
「アシㇼパ！」
「黒木は先に外へ出ろ！」
その言葉に私は反発しようとするが、考えを改める。
尾形は杉本が行ったから平気だろう。
土方さんは二階堂の相手をしていたが、負けるとは思えん。
「……わかった」
私はアシㇼパの言う通り、窓から外へ出た。
「あれ、そういえば鉄格子は？」
すべての窓には鉄格子があったはずだ。
けれど私が出た窓にはそれがなかった。
「チンポ先生がはずした」
「あー、さすが」
「出るな、そこにいろッつま先だろうが陰から出せばそこを撃たれるぞ！」
兵士たちの声が聞こえた。
あっちもさすがだな。
それからすぐに杉本たちも家から脱出してきた。
「大勢で行動すれば目立つ。ふた手に別れて逃げよう月形の樺戸監獄で待ち合わせる」
牛山が提案した。
家から出てきたばかりの土方さんと杉本が何やら話しているのが見える。
ふたりのいる場所へ私とアシㇼパ、牛山と家永が向かう。
「永倉たちを探して合流する。お前たちは先に月形へ向かえ」
土方さんが私、杉本、アシㇼパ、牛山、尾形を見て言った。
「こいつらと？」
牛山が言った後ろで少し遅れてこちらへ来た尾形が「何の話だ？」と現状を聞いてくる。
贋物の判別方法が分からなくなれば、自分たちで剥いだ刺青しか信用出来なくなる。
鶴見中尉の目的のひとつは『混乱』だろうが『杉本陣営と土方陣営の共闘を防ぐ』ことも、目的のひとつかもしれないな。
ここに、その二つの陣営が集結していたことはあの人にとって想定外だったのか、想定内だったのか……。
一体何を考えているのやら。
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おほしさま - ぴーなっつさん» わぁ〜！ありがとうございます！！！私も自分の書く夢主ちゃん好きなので、そう言って貰えるととっても嬉しいです！！*.(*´͈ ˘ `͈*).* 尾形オチ！なるほどです！参考にさせて頂きますね！ありがとうございます！！ (2月15日 0時) (
レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなっつ - 夢主さんの性格がめっちゃ好みで最高です！このまま尾形落ちが個人的には最高です、、 (2月14日 22時) (レス) @page50 id: e98b8983e0 (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - るるるさん» いえいえ、気遣ってくださりありがとうございます^^ (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - そしてオチへの意見ですが、私はまったく気にしません！むしろ意見をいただけて嬉しく思います^^でも、他の方の作者さんがどう考えるかは分からないので、なるべく控えるようにした方がいいかもしれませんね！注意してくださった方、ありがとうございますm(_ _)m (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - コメント急に増えてて驚きですΣ( ˙꒳˙ )尾形、鯉登、月島オチですね！！わ〜迷っちゃうなぁ(*´ω｀*) (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おほしさま | 作成日時：2024年1月22日 2時
