二階堂 ページ44
「鶴見中尉の手下がこの家を消しに来たということは月島軍曹が生きて炭鉱を脱出したと考えるべきか」
「だろうな」
……良かった。
心の底から思ったことだ。
だが、私の顔には安堵の笑いとはかけ離れた笑みが広がっていることだろう。
土方さんの問いに答えながら尾形は行動を開始する。
「窓は鉄格子がある。外の連中にとっても突入するならば玄関以外は無い。外の連中を玄関まで追い込む」
そう言って階段を駆け上がっていく尾形。
「……珍しく饒舌だな」
そんなことを呟くと、すぐに銃声が響き始める。
「ひさしの死角に入れッ！」
……この声は二階堂かな？
「突入するッ！戸を破るぞ！」
ドンッドンッドンッ
土方さんが戸に銃弾を撃ち込む。
するとすぐに「離れろッ」という二階堂の声が聞こえた。
土方さんではない銃声が聞こえる。
上から尾形も狙いを定めているのだろう。
「ひさしからでるなッ撃たれるぞ！」
無茶な指示を出すものだ。
土方さんが銃弾を装填する。
その隙に、戸が開くと共に二階堂を含めた三人の兵士が突入してきた。
「いけいけッ二階だッ二階の狙撃兵を倒せッ」
二階堂の指示通り、一人の兵士が階段を登っていく。
しまったッ。
私は急いで二階へ向かおうとするが、それを簡単に許されにはずもなく。
一人の兵士が先を阻み、私に銃を向けてきた。
「動くと撃つぞッ」
私は言われた通り、一度制止する。
私が反撃してこないので兵士が気を抜くのを見て、私は勢いよくしゃがみ、床に左手を付け、右足を兵士のこめかみめがけ振り抜く。
「ぐあッ」
脳に衝撃を受けたためかよろめく兵士。
だがそれだけで引き下がるような相手ではない。
私は完全に動きを封じるため兵士を斬りつける。
その肩からは血が吹き出すが、やはり使い慣れていない銃剣では一発で仕留めることは出来ず。
「オラァッ」
歩兵銃が左半身を叩きつけた。
私は近くにあった部屋へと自身の身を転がし、入り込む。
そしてすぐに壁際へ身を寄せた。
それを追いかけるように部屋に入ってきた兵士のこめかみを死角から拳銃で撃ち抜く。
ばたりと頭から血を吹きながら倒れた兵士。
死んだことを確認し、部屋を出て、尾形の元へ向かおうとする。
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おほしさま - ぴーなっつさん» わぁ〜！ありがとうございます！！！私も自分の書く夢主ちゃん好きなので、そう言って貰えるととっても嬉しいです！！*.(*´͈ ˘ `͈*).* 尾形オチ！なるほどです！参考にさせて頂きますね！ありがとうございます！！ (2月15日 0時) (
レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなっつ - 夢主さんの性格がめっちゃ好みで最高です！このまま尾形落ちが個人的には最高です、、 (2月14日 22時) (レス) @page50 id: e98b8983e0 (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - るるるさん» いえいえ、気遣ってくださりありがとうございます^^ (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - そしてオチへの意見ですが、私はまったく気にしません！むしろ意見をいただけて嬉しく思います^^でも、他の方の作者さんがどう考えるかは分からないので、なるべく控えるようにした方がいいかもしれませんね！注意してくださった方、ありがとうございますm(_ _)m (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - コメント急に増えてて驚きですΣ( ˙꒳˙ )尾形、鯉登、月島オチですね！！わ〜迷っちゃうなぁ(*´ω｀*) (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おほしさま | 作成日時：2024年1月22日 2時
