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土方さんはもう一度こちらに笑いかけた後、部屋を出ていった。
「刀かぁ、楽しみだなぁ」
私がうきうきで刃の細かい破片を拾っていると、やけに小さな声で「黒木さん」と家永に話しかけられた。
「その……ごめんなさい。こんなことになってしまって」
家永は本当に反省しているようで、眉を下げ、申し訳なさそうに言った。
「言ったろ？構わんと。新しい刀はうってもらえることになったしな」
「ですが、大切なものだったのでは？」
私は破片を拾う手を止める。
「本当に大切なものではないんだ。……ただの支給品だからな」
「そう、ですか……」
家永も牛山も何か言いたいことはあるようだったが、私の心中を察してか、それ以上聞いてくることはなかった。
私は軍刀を大切にしていた訳では無い。
ましてや、それをくれた少尉に特別な感情を持っているということもない。
軍での生活を共にした戦友たち。
その誰もを私は罪悪感を持つことなく殺せる。
それに例外は無い。
尾形も
宇佐美も
谷垣も
二階堂も
その少尉のことも、
さらに言えば
杉本や
白石
……アシㇼパを
殺したとしても、私には罪悪感は湧いては来ない。
何故かそういう確信がある。
——愛情のない親が交わって出来る子供は何かが欠けた人間に育つのですかね？——
これは尾形が言っていた言葉だ。
私に向けたものでは無い。
尾形が、自身の父親に向けて言った言葉。
私も、きっとあいつと同じだ。
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おほしさま - ぴーなっつさん» わぁ〜！ありがとうございます！！！私も自分の書く夢主ちゃん好きなので、そう言って貰えるととっても嬉しいです！！*.(*´͈ ˘ `͈*).* 尾形オチ！なるほどです！参考にさせて頂きますね！ありがとうございます！！ (2月15日 0時) (
レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなっつ - 夢主さんの性格がめっちゃ好みで最高です！このまま尾形落ちが個人的には最高です、、 (2月14日 22時) (レス) @page50 id: e98b8983e0 (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - るるるさん» いえいえ、気遣ってくださりありがとうございます^^ (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - そしてオチへの意見ですが、私はまったく気にしません！むしろ意見をいただけて嬉しく思います^^でも、他の方の作者さんがどう考えるかは分からないので、なるべく控えるようにした方がいいかもしれませんね！注意してくださった方、ありがとうございますm(_ _)m (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - コメント急に増えてて驚きですΣ( ˙꒳˙ )尾形、鯉登、月島オチですね！！わ〜迷っちゃうなぁ(*´ω｀*) (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おほしさま | 作成日時：2024年1月22日 2時
