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牛山に水を貰い、喉を潤す。
「ところで嬢ちゃん、札幌じゃ顔がよく見えなくて気づかなかったが…いい女だな」
上から下まで見たあとに褒められた。
確かに札幌じゃ外套脱がなかったな。
まあ、外じゃ滅多に帽子も外套も脱がないが。
今私は外套を羽織ってはいるが、帽子の部分は脱いでいたので、牛山が私の顔を見るのは初めてになるわけだ。
「そりゃどうも」
「一発「やらん」」
「残念だ……」
さすがは性 欲の塊だ。
あれ、牛山が生きていたということはひょっとして……。
「なんであんたがこんなところに」
「連れと夕張に来ていたがふらっといなくなってな。探していたらお前らがトロッコに乗っているのを見つけたんだ」
「連れ？」
ってまさか、
「しょうがねえ。そいつら連れてついてこい」
髪を撫でつけながら言った男は尾形百之助だった。
その姿はさっき会ったばかりだと言うのに、ボロボロで汚れきっていた。
「お前はたしか鶴見中尉のとこの…なんで牛山と？」
杉本の疑問を横目に、私は今一度尾形に手をさし出す。
「返せ」
「……」
尾形は何も言わずにこちらを見つめ返す。
「はんッ」
鼻を鳴らし背を向けた尾形はこちらに何かを投げてくる。
それを受け取り、手の中に収まった物を見る。
ああ、やっと……。
私はようやく戻ってきた首飾りを、つよく握りしめた。
皆が尾形に言われた通り、そのあとをついていく中、私だけが歩みを進めず立ち止まり、手の内にある愛しい顔を眺めていた。
「おい、黒木！早く来いよ」
杉本の声に、私は顔を上げ、その宝を首にかける。
「ああ」
今度見えた青空は清々しく、気味が悪いだなんて微塵も思うことができなかった。
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おほしさま - ぴーなっつさん» わぁ〜！ありがとうございます！！！私も自分の書く夢主ちゃん好きなので、そう言って貰えるととっても嬉しいです！！*.(*´͈ ˘ `͈*).* 尾形オチ！なるほどです！参考にさせて頂きますね！ありがとうございます！！ (2月15日 0時) (
レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなっつ - 夢主さんの性格がめっちゃ好みで最高です！このまま尾形落ちが個人的には最高です、、 (2月14日 22時) (レス) @page50 id: e98b8983e0 (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - るるるさん» いえいえ、気遣ってくださりありがとうございます^^ (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - そしてオチへの意見ですが、私はまったく気にしません！むしろ意見をいただけて嬉しく思います^^でも、他の方の作者さんがどう考えるかは分からないので、なるべく控えるようにした方がいいかもしれませんね！注意してくださった方、ありがとうございますm(_ _)m (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - コメント急に増えてて驚きですΣ( ˙꒳˙ )尾形、鯉登、月島オチですね！！わ〜迷っちゃうなぁ(*´ω｀*) (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おほしさま | 作成日時：2024年1月22日 2時
