伝言 ページ29
「グエーッゲホッゲホッ、ゲホッゲホオッ」
「ゴホッゴホッ」
私たちは白石を背中に乗せ、這いつくばりながら出口を探していた。
「ッお前は、大丈夫なのかッ」
杉本がこちらに心配の声をかける。
「大丈夫なように見えるのかよッ。けど、平気だ。今はとにかく進まねぇと」
そのまましばらく進むと、ようやく出口らしい所へたどり着いた。
だがそこは木板で塞がれており、外に出ることはできない。
「ゴオッ！！アアッ！！」
杉本が銃を使い、一部の木を剥がす。
「オラッ白石ッ」
私は白石を引きづり、空いた穴のそばに顔をよせる。
「杉本も息吸えッ」
「俺はいいから、黒木が…」
こいつはどこまでお人好しなんだ。
「ここまで白石を抱えてきたのも、この穴を開けてくれたのもお前だぞッ私よりお前の方が酸素を失っているはずだッいいから顔出せッ」
「黒木……」
「グハッゴホッゴホッ」
「黒木ッ大丈夫か！」
杉本が私の背中をさすってくれる。
だが私の咳は止まってくれない。
「ゴホッゴホッ」
また涙が出てきてしまう。
死なない。死なないぞ。私は。
こんなとこで……死ねるか。
次の瞬間、貼られていた板が砕け散り、一人の大男が突進してきた。
「う…し……ッ」
私たちを助け出したのは、刺青囚人のひとり『不敗の牛山』こと、牛山辰馬だった。
牛山に抱えられ、坑道からの脱出に成功した私たち三人は、アシㇼパとキロランケに合流する。
「チンポ先生ェ……」
「ハンペンまだ持ってるうッ！！」
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おほしさま - ぴーなっつさん» わぁ〜！ありがとうございます！！！私も自分の書く夢主ちゃん好きなので、そう言って貰えるととっても嬉しいです！！*.(*´͈ ˘ `͈*).* 尾形オチ！なるほどです！参考にさせて頂きますね！ありがとうございます！！ (2月15日 0時) (
レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなっつ - 夢主さんの性格がめっちゃ好みで最高です！このまま尾形落ちが個人的には最高です、、 (2月14日 22時) (レス) @page50 id: e98b8983e0 (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - るるるさん» いえいえ、気遣ってくださりありがとうございます^^ (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - そしてオチへの意見ですが、私はまったく気にしません！むしろ意見をいただけて嬉しく思います^^でも、他の方の作者さんがどう考えるかは分からないので、なるべく控えるようにした方がいいかもしれませんね！注意してくださった方、ありがとうございますm(_ _)m (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - コメント急に増えてて驚きですΣ( ˙꒳˙ )尾形、鯉登、月島オチですね！！わ〜迷っちゃうなぁ(*´ω｀*) (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おほしさま | 作成日時：2024年1月22日 2時
