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「ッ坑道に入るぞ！前向け！」
唯一正面が見れる位置に座っていた私が二人の肩を叩く。
「うおおおお！」
坑道に入ると、杉本と白石が二人で雄叫びをあげた。
反響するトロッコの滑車音も相まってとってもうるさい。
緩く曲がった先にはこちらに銃を向け、構えている月島が顔を出していた。
「頭引っ込めろッ」
私が言ったのとほぼ同時に銃声が耳をつんざいた。
どうしよう、ほんとにうるさい。
「いんッあっちいけッ」
「イテテテッ」
シロクマが投げてきた石炭が白石に当たる。
目の前に転がってきた石炭を私が投げ返すと、見事シロクマの額に命中し「イタイッ」と声を上げていた。
それに怒ったのか、もう一度投げられたいくつかの石炭が短い柱にあたり、私たちの乗るトロッコの前に倒れてくる。
ドンッ
ギュルン
ガッチャン
勢いのついたトロッコがいきなり止まれるはずもなく、一回転して無事にレールの上に戻ってきた。
「うわぁ」
「……」
「ま…まてーッ」
怪我はなくとも精神的にやばい。
まじでびっくりした。
それは杉本も白石も同じだったようだ。
「危ねぇ！」
炭鉱夫が落とした石炭が月島たちのトロッコとレールの間に挟まり、急激に速さが落ちる。
ドンッと音を立てて、二つのトロッコが衝突した。
杉本の歩兵銃が月島に取り上げられる。
それを取り返そうと、杉本が立ち上がり、月島へ手を伸ばした。
拒んだ月島は杉本を銃で殴り飛ばそうとする。
私は咄嗟に立ち上がり、横に振り抜かれる銃と杉本の間に腕を入れ込んだ。
「なッ」
衝撃で右腕が痺れる。
だがそんなことに構っている暇などない。
「杉本伏せろッ」
私は右手をトロッコの壁に置き、右足を軸に左足で蹴り込む。
「ぐッ」
それは見事、月島の顔に入った。
「刺青人皮をよこせッ」
白石がシロクマから刺青人皮を奪おうと、相手のトロッコに右足を入れる。
「すっこんでろ！」
「ぬわッ」
また月島が杉本の銃を振るが、柔軟な白石は間一髪でそれを避けた。
しかし、振り抜かれたそれは何かのレバーに当たってしまう。
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おほしさま - ぴーなっつさん» わぁ〜！ありがとうございます！！！私も自分の書く夢主ちゃん好きなので、そう言って貰えるととっても嬉しいです！！*.(*´͈ ˘ `͈*).* 尾形オチ！なるほどです！参考にさせて頂きますね！ありがとうございます！！ (2月15日 0時) (
レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなっつ - 夢主さんの性格がめっちゃ好みで最高です！このまま尾形落ちが個人的には最高です、、 (2月14日 22時) (レス) @page50 id: e98b8983e0 (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - るるるさん» いえいえ、気遣ってくださりありがとうございます^^ (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - そしてオチへの意見ですが、私はまったく気にしません！むしろ意見をいただけて嬉しく思います^^でも、他の方の作者さんがどう考えるかは分からないので、なるべく控えるようにした方がいいかもしれませんね！注意してくださった方、ありがとうございますm(_ _)m (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - コメント急に増えてて驚きですΣ( ˙꒳˙ )尾形、鯉登、月島オチですね！！わ〜迷っちゃうなぁ(*´ω｀*) (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おほしさま | 作成日時：2024年1月22日 2時
