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「アシㇼパさん達ってヤツメウナギはどうやって食べるの？」
「アイヌは背割りにして乾かしてから焼いて食べるだけ」
杉本の問いにアシㇼパが答えた。
「背割りか…関東風だな。関西人はウナギは腹割りなんだよな。関東じゃ腹割りは切腹を連想するからやんないとか…」
こいつは一体どこでそんなことを知るのか。
時々やけに詳しいんだよな。
「せっかくだから蒲焼きにしようぜ。醤油に砂糖に酒でタレを作って。熊の胆が高く売れたおかげで白米もたくさん買えたし。山わさびを見つけたからすりおろして薬味にしよう。あ、黒木ちゃんのはわさび抜きでね。白樺の樹皮で作った四角い器にご飯をよそって」
口と同時に手も動かし、あっという間にご飯が完成する。
「カワヤツメのうな重だ！！」
出来上がったそれから出る湯気が匂いを運ぶ。
甘じょっぱい香りが鼻腔をくすぐった。
「いただきまぁす」
杉本と白石がカワヤツメを口に運ぶ。
「はむはむ…ウナギよりちょっとかたいけど、ぷりっぷりだね。ヒンナヒンナ」
「この甘じょっぱいタレと白米が相性抜群だな。うまい」
白石に続け、私も味の感想を述べた。
「軟骨がコリコリしてる」
「見た目はウナギに似てるけどヤツメは骨が全部軟骨なんだよな」
杉本の言葉に白石が言うと、キロランケがアイヌのウパシクマ《先祖からの言い伝え》を話してくれる。
「アイヌの伝説にこういう話がある。神様が獲った熊を解体して石川を舟で運んでいたら、転覆してしまい、流されたヒグマの腸がウクリペになった。だからヤツメウナギには骨がないんだって」
へぇ。面白い話だ。
そんなことを考えながらヤツメを口に入れると、アシㇼパがニッコリとして話し出す。
「シライシの体の関節がぐにゃぐにゃなのは、ヒグマのチンポがシライシになったからかもな！」
「やだあ！アシㇼパさん」
私たちの和やかな笑い声が、山の中へとこだましていた。
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おほしさま - ぴーなっつさん» わぁ〜！ありがとうございます！！！私も自分の書く夢主ちゃん好きなので、そう言って貰えるととっても嬉しいです！！*.(*´͈ ˘ `͈*).* 尾形オチ！なるほどです！参考にさせて頂きますね！ありがとうございます！！ (2月15日 0時) (
レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなっつ - 夢主さんの性格がめっちゃ好みで最高です！このまま尾形落ちが個人的には最高です、、 (2月14日 22時) (レス) @page50 id: e98b8983e0 (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - るるるさん» いえいえ、気遣ってくださりありがとうございます^^ (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - そしてオチへの意見ですが、私はまったく気にしません！むしろ意見をいただけて嬉しく思います^^でも、他の方の作者さんがどう考えるかは分からないので、なるべく控えるようにした方がいいかもしれませんね！注意してくださった方、ありがとうございますm(_ _)m (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - コメント急に増えてて驚きですΣ( ˙꒳˙ )尾形、鯉登、月島オチですね！！わ〜迷っちゃうなぁ(*´ω｀*) (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おほしさま | 作成日時：2024年1月22日 2時
