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清々しい快晴の空を、緑豊かな山の中を、楽しそうな笑い声が通っていく。
冷たい川のせせらぎは、私の耳を優しく刺激した。
やはり山は良い。
「獲れた」
キロランケが川から何かを引っ張りあげ、それを掲げる。
「アイヌが『ウクリペ』と呼んでいる、カワヤツメだ」
川岸に置かれたそれは、細長く、体がヌメっとしていて、口が吸盤のように丸く広がっている。
「水の下の岩のくぼみに吸い付いてくるから、中指を外に出して掴んでみろ」
キロランケに獲り方を教わった白石が早速実践してみるが、そう簡単にかいかず、ヌルりと手から抜け出てしまう。
「お」
ちょうど私の足元で岩に吸い付いているカワヤツメが目に止まった。
よしッ。
私はゆっくりそれに手を伸ばし、中指で挟み込んだ瞬間、川から手を引き抜いた。
勢いがよすぎたせいで、水がたくさんはねてしまったが、私の右手にはしっかりとカワヤツメが残っている。
「獲れた！」
「おー！」
「うまいじゃないか、黒木」
白石からは拍手が、キロランケからは称賛の声があげられた。
「白石はそっちでアシㇼパたちと遊んでな」
キロランケに見放された白石は「クーン」と鳴き声をあげ、アシㇼパたちの元へと去っていった。
「黒木は山で育ったのか？」
白石を馬鹿にしたような笑みで見送っていた私に、キロランケが聞いてくる。
その質問に少々驚いたが、まあ、不自然でもないかと思い、答えを返す。
「ああ。と言っても、こんなふうに川で誰だと遊んだり、魚を捕ったりしたのは初めてだがな」
カワヤツメを探しながら背を向けた私が言うと、キロランケはやけに優しい声色で告げる。
「今まで出来なかった分は、これからしていけばいいさ」
その言葉に驚き、キロランケの方へ振り返る。
そこには声と同じく、柔らかく優しい微笑みが広がっていた。
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おほしさま - ぴーなっつさん» わぁ〜！ありがとうございます！！！私も自分の書く夢主ちゃん好きなので、そう言って貰えるととっても嬉しいです！！*.(*´͈ ˘ `͈*).* 尾形オチ！なるほどです！参考にさせて頂きますね！ありがとうございます！！ (2月15日 0時) (
レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
ぴーなっつ - 夢主さんの性格がめっちゃ好みで最高です！このまま尾形落ちが個人的には最高です、、 (2月14日 22時) (レス) @page50 id: e98b8983e0 (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - るるるさん» いえいえ、気遣ってくださりありがとうございます^^ (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - そしてオチへの意見ですが、私はまったく気にしません！むしろ意見をいただけて嬉しく思います^^でも、他の方の作者さんがどう考えるかは分からないので、なるべく控えるようにした方がいいかもしれませんね！注意してくださった方、ありがとうございますm(_ _)m (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
おほしさま - コメント急に増えてて驚きですΣ( ˙꒳˙ )尾形、鯉登、月島オチですね！！わ〜迷っちゃうなぁ(*´ω｀*) (2月14日 19時) (レス) id: 4b9eb9562c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おほしさま | 作成日時：2024年1月22日 2時
