誰の行方ゴールデンカムイ夢小説 (ページ45)

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「はぁ、」

私は冬の夜空を見上げた。
そこには九年前と相も変わらず綺麗に咲きつづける星々が煌めいていた。

あの部屋では土方さんの名前が出たあと、犯行の目的と、刺青人皮についての情報の話をされた。

小樽で行われているニシン漁。
そのやん衆に囚人が混じっているそうで、明日の朝ここを発つので準備をしておけと言われた。

拳銃と軍刀の整備を終え、一度外へ出て、今に至る。

こちらに情報が入ったということは、杉本たち、下手したら土方さんもあちらへ向かっているかもしれない。

夜空を見上げそんなことを考えていると、自然と口角が上がっていく。

　ああ、

「楽しみだ」