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side……Snr
『理解は済んだか。話を進めるぞ……
お前に憑いた精霊――もとい紋章は、もう一つ、僅かだが珍しい魔力を持っている……使えるかどうかはお前次第だが』
「……あんな？原因が分かったとしても事実俺に今紋章は無いんや。そんな話されても、」
『……あの子のことになると、お前は笑えるのだな』
「…？」
『"イタイアニミキ"。……あちらへと繋ぐ鍵だ
…………あの子を、よろしく頼む』
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「「センラ！？」」
「くん」や「さん」など異なる語尾が混じっているものの、ピッタリ息を合わせて驚く皆。
そりぁそうだ。この場にいる誰一人として予想もしていなかっただろうから。
だが生憎、今は説明している暇はない。
坂田の腕の中でぐったりしているAに駆け寄ってみると、彼女は息苦しそうに瞼を閉じて時々呻いていた。
……どうやら暴走そのものは収まったらしい
(だけど、あいつの言う"救ってやって欲しい"はこういうことやない)
「セ、センラ」
「センラさん！なんで此処に……」
坂田の動揺する声とまふくんの疑問。
……ごめんな、今は答えられへん
「……事情説明を割愛さしてもらうのは許してな
今からA自身に干渉せなあかんのや
勿論、全員で」
そうしないと、彼女はどうなるか
簡単に言ってしまえばいつも通りに戻る。良くも悪くも、彼女のいつも通りに。
……嫌なことを思い出す度に暴走するかもしれない不安に捕らわれ、自分の紋章を明かすことも出来ずに一人苦しみ続ける。暴走してしまえば無差別に破壊を繰り返すバケモノと化す恐怖に怯える、いつも通りに。
それらを簡潔に話して、俺の紋章が、戻ったことも伝えた。常人にはすぐに全てを理解して実行することは難しいだろうが、彼らはすぐに頷いてくれる。
「……分かった、行こう」
ありがとうな、リーダー
しっかりと全員の返事を聞いてから、天月くんが突然くるりと振り返った。
「……そらるさんはどうする？」
「まだ、いける。今回は事が事だ。這ってでも行くよ」
「そ、それはダメやでそらるさん！」
「行かないで大人しく待ってろって、坂田？
……それに、守られてばっかじゃ生徒会長の名が聞いて呆れる。足は引っ張んねぇよ」
……このままAを放っておけば、いつか身体が魔力の負荷に耐えられずに壊れてしまうことは今は伝えなくていいと口を閉ざした。
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キツネ(プロフ) - や、ヤバい。しらす(。∀ °)で話が何も入ってこねぇ！ていうかそこで爆笑したw (2019年5月12日 23時) (
レス) id: f12a239c64 (このIDを非表示/違反報告)
ばけモノ。(プロフ) - 赤りんごさん» そう言っていただけて嬉しいです！移行したパート3の方もよろしくお願い致します！ (2018年8月27日 21時) (レス) id: edcac17eb5 (このIDを非表示/違反報告)
赤りんご(プロフ) - ばけモノ。さん» いやいや、全然大丈夫です！この小説大好きです！更新楽しみにしてます！ (2018年8月27日 21時) (レス) id: d52f074cb8 (このIDを非表示/違反報告)
ばけモノ。(プロフ) - 倖穂さん» 可愛いイラストをありがとうございました！まだ1話しかないですが移行致しましたのでそちらの方もよろしくお願いしますね！(´∀｀) (2018年8月27日 21時) (レス) id: edcac17eb5 (このIDを非表示/違反報告)
ばけモノ。(プロフ) - 赤りんごさん» 凄く嬉しいです！とても可愛いイラストをありがとうございましたぁぁ！！文字数の関係で本作には感想を書けませんでした、…すみません……。 (2018年8月27日 21時) (レス) id: edcac17eb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばけモノ。 x他1人 | 作成日時：2018年7月19日 23時
