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___3-2 ページ28

広臣side





暫くの間、自分の家に篭って

作業をしたかったから

コンビニで必要な物を買おうと

事務所近くの店に寄ったら

外に見覚えのある奴が歩いていた






「壱馬?…1人か、、え、1人?」





慌てて外に出て壱馬の腕を掴んだ





「こんなとこで何してんの?」





壱「…」





「誰かと来たのか?」





壱「…」





「また喋らないのか。はぁ…来いよ

俺まだ買い物終わってねぇんだよ」





壱馬の腕を引いて、再び店に入った





「お前も好きな物カゴに入れて

何買っても良いぞ?」






壱「…」






「これ、好きか?どっちが良い?」





壱「スッ」





壱馬が指差した方の商品をカゴに入れた





「あぁ、ジュースないぞ

飲むなら選んで来て」





そう言ってんのに動かない壱馬





「ほら、早く選べよ」




壱「…」





仕方なく何種類か適当に取って

会計を済ませて、マネージャーの車に

壱馬を連れて乗り込んだ







「ほら、早く入れって」





全然動かないじゃん、こいつ…






「ここ座って、はいこれ

このジュースとお菓子はお前のな?

好きな時に食って良いから

ご飯が食いたい時は言ってな

ここで大人しくしてられるか?」







壱「…」






「あ、ちょっと来い

ここがトイレ。ここが風呂

ここは今から俺が仕事する所

だからこの部屋には入っちゃダメ」






壱「…」






「わかったの?わかったなら

頷くか何かしろよ」






壱「コクッ」






「できんじゃん」





壱馬の頭を撫でてやると

くすぐったそうに、顔の力が緩んだ





「じゃあ俺仕事してくるから

さっきのソファに座ってな」






それから数時間、作業部屋で作業してた





「ふぅ…腹減った」





部屋を出ようと、ドアを開けると

すぐ横に座り込んでる壱馬





廊下は電気つけてないから

暗い中で座り込んでた





「お前、何でここにいんの?」






壱「…」






「ソファに行ってろって

言ったじゃんよ笑」






壱「…」






すっげぇ上目遣いでこっち見てくる…






「腹減ったから飯作る

今度こそリビング行くぞ」






壱馬を連れてリビングに行く






適当にささっとご飯を作って

壱馬の分もテーブルに並べた






「ほら、ここ座って」






「んっ、お前も食えよ」





やっと食べ始めたかと思ったら

皿に顔を近づけて

犬のように飯を食べ始めた






「おい!」





壱「ビクッ…」

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(プロフ) - 続き楽しみにしてます。よろしければパスワードも教えて欲しいです。 (2021年11月16日 19時) (レス) id: 6f1e8018ae (このIDを非表示/違反報告)
ゆめか(プロフ) - 続編楽しみすぎます😣✨ (2021年11月16日 19時) (レス) @page49 id: e790979a11 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年11月16日 2時) (レス) @page48 id: 96e86ff224 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年11月8日 2時) (レス) @page46 id: 6c4c5b9362 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年11月7日 3時) (レス) @page45 id: 08aed4bce4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:lolww | 作成日時:2021年4月18日 12時

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