ステップブラザーズ

___3-1 ページ27

亜嵐side




仮契約を済ませたメンバーが

シェアハウスの家を出たから

少し、家が静かになった



慎は玲於の家、樹は岩さんの家

翔吾は健二郎さんの家、北人は涼太の家




他のメンバーも、自分の家と行き来してる





臣「俺、暫く自分家行くわ」





人「うん、わかった」





人「亜嵐、壱馬の部屋にご飯届けて」





「はーい！」






ｺﾝｺﾝ





「壱馬君、入るよ〜」





ｶﾞﾁｬ






「壱馬君、ご飯だよ」





壱「…」





「壱馬君、ずっとこの部屋にいたら

暇じゃない？ゲームもないしさ

下においでよ」







壱「…」






「壱馬君は、誰が好き？直人さん？

それとも臣さん？」






壱「…」





「慎達も、暫くはこの家に

帰って来ないし寂しいよね？」






「あっ、ごめん。ご飯食べてね

後で取りに来るから」







1時間くらい経って

壱馬の部屋に戻った






「壱馬君〜…ってあれ？」






「壱馬君！」






2階の部屋を探すけど

壱馬の姿が見当たらない






「直人さん！壱馬がいない！」





人「え？トイレとかお風呂は？」





「いないです！」




己「靴は？」





人「玄関！…ないね」





隆「それやばくない？

スマホも持ってないし

今まで1人で外出した事ないよ」






E「探しに行こ！」





龍「僕らも探します！」






「俺も！」





皆で、壱馬を探しに行った





「どこ行ったんだろ…」





見当たらなくて、一度シェアハウスに

戻ることにした




人「亜嵐！お帰り」





「ただいまです…いましたか？」





人「一応ね」





「どこに？」





人「事務所の方に向かって

歩いて行ったみたいで

近くのコンビニで、臣がたまたまね」





「うっそ、臣さんが見つけたんだ！？」





龍「すっごい、偶然だよなぁ笑」






人「臣は作業したいから

このまま自分の家に連れて帰るって」






「もしあれなら、迎え行きますよ？」






人「いや、どうせ帰ってきても

部屋に篭ってるだけだろうから

臣の家で、少し臣と接すると良いよ」







「それもそうっすね」





己「ひとまず見つかって良かった」





E「なんだかんだ、臣とは

少し関わりあるから大丈夫でしょ」





隆「だよね」






確かに、臣さんと壱馬

少し似てる感じがするよなぁ…

臣さんには心開くのかな…？

___3-2→←___2-7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す