(元)レディース総長アバズレさん【東京卍リベンジャーズ】 (ページ19)

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アバズレさんと横浜天竺ページ19

年が明けて2006年の2月3日

私の前には意外な人物が立っていた

前に会った時とは雰囲気はガラリと変わっていて

背が伸び、耳には花札のようなピアス、身に纏っているのは赤の特攻服

イ「A姉さん…」

A『イザナ…?』

イ「うん!イザナだよ」

A『やっぱり、お前もこっち(不良)の世界に来ちまったか…』

イ「当たり前じゃん?横浜天竺って言うんだ。俺の暴走族(チーム)それにこの特服もA姉さんの真似したんだよ」

確かに私も1人だけ違う色の特服を着ていた。私の場合は青い生地だったけどね

A『まぁ、赤と青って相対的な感じだもんな…お前私の事好きすぎんだろ』

イ「好きだよ。」

ガチトーンで言われたからビビったわ。何コレ、最近歳下からのモテ期到来した?こんな借金まみれのババァよりいい子沢山いるってば…

イ「俺も18になったんだよ?なのにA姉さんはいつも俺を子供扱い。俺はとっくにA姉さんの事、姉さんとして見れなくなってるって言うのに…」

A『それは有難いけど、私は今借金を抱えておりまして恋愛などしている暇はないんだよ。でもイザナの事は大好きだから安心して』

イ「マイキーより俺の方が好き?」

なんでこうも万次郎にこだわるかなこの子は

A『イザナ、私は万次郎もイザナもどっちも大好き。イザナがマイキーを敵視する理由は私には分からないけどね?私には選べないな。』

イ「大好きだから選べない?」

A『うん……あとね、私にはイザナが今何かに迷っている気がするの。私で良ければいつでも聞く。イザナが世界を敵に回したとしても私だけはイザナの味方。私はねイザナ、貴方を家族同然だと思っているよ』

イ「ありがとう姉さん……でもマイキーとはどうしてもケリつけないといけない。」

A『…イザナ、私も抗争見に行くからね』

見送ろうとしたら私の方に踵を返して戻ってきた

イ「なら俺の仲間、Aに紹介するよ」

A『呼び捨て生意気…』

けれど手を引っ張られて結局来てしまった

A『わんさかいるね…』

イ「だろ?」

イザナが居るってことはS62世代のメンバーも居るって事だよな…

なんて考え事をしていると横から変な奴が来た←失礼

斑「おいおい、こんな所になんで女がいるんだァ?」

しれっと肩組むんじゃねぇ、ガキは引っ込んでな！←いきなり口が悪い