梵天の最強嫁【東京卍リベンジャーズ】 (ページ38)

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参拾捌ページ38

竜胆「悪かったな。兄貴が」

A『いや、気にしてねぇよ』

灰谷蘭はプレイボーイ。そこらの女を取っかえ引っ変えして、抱いたら終わり…なんて噂が絶えない人物だった

竜胆「兄貴、女遊び激しいからいつも女物の香水の匂いさせて帰ってくんだよ。」

本当嫌になる。と私に言う

A『……そうか』

竜胆「兄貴に絡まれたらまた呼べよ」

A『分かってる』

竜胆「ならいいんだけど…じゃあ俺、お前ん家に先に行ってるから」

A『はーい』

ガチャンというドアが閉まる音を聞いて、私は後ろの人物に目をやった

A『いるんだろ？出てこいよ』

蘭「なぁんだ、バレてたんだ」

竜胆にあんな風に思われてたんだな俺〜なんて呑気に言っている

A『なんの用だ』

蘭「君いっつも眼鏡かけて前髪下ろしてるからどんな顔なのかなーって」

竜胆が惚れたって事は可愛いんでしょ？

A『お前に見せる顔では無い』

A『…どうしてもか？』

蘭「当たり前じゃんっ」

と言って私の眼鏡を外し、片方の三つ編みを解いて私の前髪を結んだ

A『絶対上見ねぇからな』

蘭「あ、竜胆いる」

A『何処!?』

あ、上向いちまった

蘭「うわ…」

顔抑えてるよ

A『人の顔見て"うわ"とは何事だ！失礼な!!』

私でも怒るぞ！

蘭「いや？予想以上のご尊顔だったからつい」

A『そうか。私からしたらお前ら兄弟の方がご尊顔だがな』

蘭「自覚済み」←

A『クズめ…』←