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拾陸 ページ16

A『ソファーorベッド』

ビーフorチキンみたいになったのは自覚済みだ

竜胆「ベッド(即答)」

A『分かった…私の部屋汚いかも知れないから片付けてくる』

竜胆「え、2人で寝ないの?」

何を言うか貴様……爆弾落としやがって←

A『寝たいのか一緒に』

竜胆「別にやましい事なんて考えてないからな?抱き着くフリしてスリーサイズ確認しようだなんて考えてないからな?」

A『自白ありがと♡』

竜胆「バックハグした時測った大体の胸のサイズは多分E以上かと…合ってる?」

A『コロされたいか貴様』

なんで分かるんだよ!(#゚Д゚)y-〜

竜胆「寝込み襲おうだなんて考えてない。断じて考えてない」

A『信用ならねぇ…おい、さりげなく腰に手ェ回してんの分かるからな。セクハラすな阿呆』

竜胆「バレたか…」

バレたか…じゃねぇんだよ!てか私さっきからツッコンでばっかりなんですけど?!




部屋に入ると思いの外綺麗に整頓されていた

竜胆「コレAの?お風呂上がったら見てもいい?」

竜胆が手にしていたのは私の小さい頃のアルバムだった

別に見られて困るものでも無いし、いいかと思って許可した



A『先に入るからな』

竜胆「ん」









お風呂に入りながら昨日から今日にかけての事を振り返った

A『付き合って…か』

灰谷竜胆という男に会ってから、自分が過去の自分と変わろうとしている気がする

あの時ぶつかっていなければ恐らく今、この状況にはなっていなかっただろう

A『1週間したら、彼奴帰っちゃうんだもんな…』

あれ、なんでこんな事考えたんだ?

A『寂しいのか?彼奴が帰るから?』

A『まさか…な……』

ありえない、私が彼奴に惚れるなんて絶対に。

A『絶対…ありえないよ』

自分に言い聞かせる度に、胸が苦しくなるのは気の所為だとその時は思っていた







A『戻ったぞ…何かあった?』

竜胆「A、お前の初恋って黒川イザナって奴?」

アルバムに書いてあったのか…

A『そうだよ』

竜胆「俺の知り合い、黒川イザナ(大将)」

マジかよ

A『ぐ、偶然だな』

いやいや、偶然にも程があるだろ!

竜胆「イザナと俺どっちが好き」

A『イザナ……だった』

A『今はお前の方が好きだぞ』

私めちゃくちゃ恥ずかしいこと言ってないか?

拾漆→←拾伍


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作者名:鬼灯Aya | 作者ホームページ:http  
作成日時:2021年7月31日 12時

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