距離感バカ (ページ3)

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しげと淳太がわちゃわちゃしてるのを見ているだけの俺。

俺の視界からはしげの背中が見える。
抱きついたら、しげ驚くかな？

俺は意を決して、しげに近づいた。

「しげ…！」

赤「どうしたん、神ちゃん……わぁ！？」

しげが前を向く前に後ろから抱きついた。
恥ずかしくて顔が見れない。

赤「か、神ちゃん？」

「え、あ、ごめん……！」

戸惑ってるしげの声が聞こえて急いで離れた。

いや、離れようとした……

赤「あんま可愛いことせんといてや。」

そう言って離れかけた俺を正面から抱きしめてくれた。

「へ、？」

赤「急に抱きついてくるとか可愛いことせんといてやって言ったんやで？」

「あ、」

赤「神ちゃん、可愛いねんから。」

「しげ、……ドキドキした？」

赤「おん、しとるよ。
ほら。」

そう言ってグッとしげの胸あたりに耳を押しつけられた。

トクトクと少し早い心臓の音が聞こえた。

赤「可愛いことしてもいいけど、俺の前だけな？」

「う、うん…///」

下を向いてる俺の顎をクイってあげて微笑んだしげ。
そのまま俺に触れるだけのキスをした。

黄「俺置いてけぼりやな笑」

ー