ヒトトキ

かまってよ。 ページ20

『こーじーろーうーーーー』


小｢ん〜？………｣






『……暇なんだけど』



小｢本でも読んどけ。｣



『全部読んじゃった。』



小｢………大人しくしてろ。｣





はい、Aです。

ただいま小次郎の部屋にいるんですけど、

小次郎がサッカー雑誌に夢中になってかまってくれません。

暇です。暇。

私はずっと小次郎のベッドで寝転んでます。




『私の事自分から部屋に呼んでおいて

かまってくれないとは何事！！』


小｢………｣


『……ねぇ、私なんかした？』


小｢……なんも？｣


『何その疑問形！

……ねえなんで構ってくれないの(泣)』


小｢………はぁ、わかったよ。｣


『！！！！！』


小｢………はぁ。

俺は何をすればいいんだ。｣




『ん〜……

ん！！！』


私は両腕を広げて座り小次郎の方を向いた。





小｢………はぁ。///｣



ｷﾞｭｰｯ








『……恥ずかしくてもこっちには来てくれるのね。』





小｢うるせぇ/// かまってって言ったのは誰だ｣




『わたしです』




小｢はぁ………/////｣





『ため息ばっかりしてたら幸せ逃げちゃうよ』





小｢余計なこと言うな。｣





『………ばか。』






小｢はー？笑 俺が？笑｣





『あんた以外いない！』






小｢はいはい悪かったよ。｣





『ん、よろしい。』

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