※ 〃２ ページ24
sideーA
あれ以来、オスマンのことは極力避けてきた。元々ここの構成員達と会話を交わすこともそうなかった為、仕事でもない限りはそれで良かったのに
「Aちゃん」
彼は、仕事も何もなしに、私に近づいてくる
「…なに、」
「用はないけど、どこ行くんかなぁって、俺もついてっていい？」
断ったってついてくるくせに、まるであの日の出来事なんかなかったみたいに、オスマンは何ら変わりない様子で話しかけてくるのだ
…変に意識した私が馬鹿みたい。大体、事を起こしたのは向こうで、私が余計なこと考える必要なんてない
資料室の扉を開け先にオスマンを通し、扉を閉めると同時に、自分の手に彼の手が重なった
「俺の事、意識してくれとるん？」
「っ、！」
ぞくり、背筋が凍るような低い声音に、ゆっくりと鍵の閉まる音、
マズイ、背を向けていてはいけない、そう思って振り返ったのが間違いだった
「んんっ…！は、やめ、っ…ん…ぅ…」
それを見計らったかのように唇を押し付けられ、無理やりこじ開けられ、深く、深く、
抵抗しようにも腰に回された腕は動かない。なんで、私が、
前のなんか可愛いと思えるほどの、この貪るような行為に言い知れぬ感情が湧き上がる
「ぁ…」
「っと…やりすぎたかなぁ、」
「はな、せ…！」
力を振り絞って拘束を解くと、そのまま床に崩れ落ちる。床にぽたぽたと零れる涙が、何を意味しているのか今の私には分からなかった
「何なんだよ…」
「泣いてる顔も可愛ええわ」
私の質問に答える気なんてないのか、膝をついて目線を合わせる。差し出された手がそっと頬を撫ぜた
「ひっ…」
小さな悲鳴と共に顔をそらすと、それが気に入らなかったのか、両手で包み込んでまた目線を合わせることになる
少しむっとした表情ながらに、どこか嬉しそうな、満足しているような
違う、違う、私はこの目を知ってる、相棒として一緒に仕事をしてきたからこそ、それが何を表しているか
「ちゃんと話してくれへんかったり、隠し事するような子は口割ってもらわんとな」
口達者な外交官様が、手を出す時だ、
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夜空。(プロフ) - あのー！恋物語を見たいのですが検索しても、作者ページを見ても見れなくてどうすればいいですか？！ (2021年11月21日 13時) (
レス) @page17 id: ec02066096 (このIDを非表示/違反報告)
fu-ka - osのつづき、ありますか?? (2021年9月11日 19時) (レス) id: bf9a84df86 (このIDを非表示/違反報告)
fu-ka - こっちでも感想失礼します!! rbrのSucre Doll、ほんともぉぉっ!!!ってなりました(語彙力ww) しかも、絵がちょーーーかわいい!!! 逝ったわー。。。w (2021年7月5日 23時) (レス) id: bf9a84df86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2021年6月6日 22時
