〃３ ページ16
sideーsyp
「お兄ちゃん、起きてる…？」
2段ベッドの上段から声がする。新しい両親は心優しく、俺達の心情を察して2人で過ごせるよう、広めの部屋を用意してくれた
「起きとるよ、どうした？眠れない？」
「うん…」
「降りてきてええよ」
そう声をかけると、小さなきしみ音の後に、Aが階段を降りて姿を現す
どこか不安そうな顔、身体をずらし隣を空ければ、おずおずとベッドに入り込む
「…お兄ちゃん、私、邪魔…かな」
「え、何で、何でそうなるん、？」
「今日ね、お兄ちゃんが告白されてるの聞いちゃって、私がお兄ちゃんのそばにいなければ、って…」
呼吸が浅くなって、鼓動の早まりを感じる。嫌、嫌だ、Aを手放すなんて絶対に嫌や！Aがおらん世界なんて考えられへん！
暗い表情を浮かべるAを思いっきり抱きしめた。優しさとか、情なんてない、お前は俺のもんやと言わんばかりに強く、
「Aは、俺の事嫌い？」
「そんなことないよ、！私ね、お兄ちゃんのこと大好きだよ、強くてかっこよくて、自慢のお兄ちゃんだもん」
「俺も、Aのこと大好きやで。優しくて可愛くて、自慢の妹や」
恥ずかしそうに、それでいて愛を確かめるように俺の背中に手を回した。それが愛おしくて、優しく頭を撫でた
この愛情が兄妹愛なんかじゃなくて、もっと拗れた醜いものだということは薄々理解している
でも、Aを愛していくのも、守り抜くのも、全部俺だけでいい、Aは俺の生きがいであり宝物なんやから
ずっとずーっと、お兄ちゃんのそばにおってな
fin
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夜空。(プロフ) - あのー！恋物語を見たいのですが検索しても、作者ページを見ても見れなくてどうすればいいですか？！ (2021年11月21日 13時) (
レス) @page17 id: ec02066096 (このIDを非表示/違反報告)
fu-ka - osのつづき、ありますか?? (2021年9月11日 19時) (レス) id: bf9a84df86 (このIDを非表示/違反報告)
fu-ka - こっちでも感想失礼します!! rbrのSucre Doll、ほんともぉぉっ!!!ってなりました(語彙力ww) しかも、絵がちょーーーかわいい!!! 逝ったわー。。。w (2021年7月5日 23時) (レス) id: bf9a84df86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2021年6月6日 22時
