〃２ ページ15
sideーsyp
「お兄ちゃん、帰ろう？」
「ん、今行く」
高校生になっても俺達は変わらない、同じ高校、同じ通学路、学年こそ違うものの何をするにも一緒
今日はAの方が早くHRが終わったらしく、わざわざ上級生である俺のクラスまで迎えに来てくれた
ほんま健気で可愛い妹やな、帰り支度を済ませAの手を取ろうとした俺に、呼び止める声がかかる
「塩戸くん、このあと少し時間あるかな…」
同じクラスの女子生徒、話したこともあるかないかで正直名前すら覚えていない
早くAと帰りたいんやけど……仕方がない、Aの頭を撫でて先に帰るよう促し、女子生徒に連れられるまま人気のない教室へとやってきた
「私、塩戸くんのことが好きです、付き合ってください…！」
何となく察しがついていた、というと聞こえは悪いけど、そんな気はしていた。生憎俺にはAがいるし、A以外興味が無い
「ごめん、」
「……妹さんがいるから？」
軽く躱そうと思った俺に、思いもよらぬ言葉が降りかかる。何でこの人がAのこと、怒気が滲み出ていたのか、相手は謝罪を入れた
「ご、ごめんなさい…！悪くいうつもりじゃなくて、ただ、いつも一緒にいるのを見てたから…」
「…用件それだけやったら帰るわ、じゃ」
「え、待って！塩戸くん！」
制止の声を振り切って教室を飛び出す。何で俺とAの関係に口出しされなきゃいけないんや、何で無関係の人間が、何で、
言いようのない苛立ちと不快感、自分の教室に戻ると既にAの姿はなく、ため息をついて帰路についた
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夜空。(プロフ) - あのー！恋物語を見たいのですが検索しても、作者ページを見ても見れなくてどうすればいいですか？！ (2021年11月21日 13時) (
レス) @page17 id: ec02066096 (このIDを非表示/違反報告)
fu-ka - osのつづき、ありますか?? (2021年9月11日 19時) (レス) id: bf9a84df86 (このIDを非表示/違反報告)
fu-ka - こっちでも感想失礼します!! rbrのSucre Doll、ほんともぉぉっ!!!ってなりました(語彙力ww) しかも、絵がちょーーーかわいい!!! 逝ったわー。。。w (2021年7月5日 23時) (レス) id: bf9a84df86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2021年6月6日 22時
