〃３ ページ13
sideーut
目の前の椅子に姿勢よく座り、机に置かれたプリントをスラスラと解いていく。その様を見ていると本当にこの子が白紙で提出したのかと疑わしい
「Aちゃん、もしかして…テストの日体調悪かったん？」
「いえ、至って健康です。…白紙は、補習を受けるためです」
驚愕の事実が明かされる。まさか…補習を受けるために！？何でそんなこと…もしかして、家に帰りたくない理由でもあるんか…？
カウンセリングっていうとショッピくんの担当やけど…受け渡すくらいやったら俺が聞いたるわ
「その、家庭環境になんかあったりする？あ、言いたくなかったらええよ！少しずつでも話してくれたら」
「鬱先生のことが好きなので、気を引きたくてわざと白紙で提出しました」
鼓膜を揺らす凛とした声が、混雑する俺の思考回路を完全に停止させる
今、なんて、？俺のことが好き？あのAちゃんが？嘘やろ？
つまらない冗談なんて言う子じゃないのは、担任である俺がよく知っていること
返事も出来ずに固まるだけの俺に、Aちゃんは出来上がったプリントを向けると筆記用具を少し乱雑にカバンへ押し込んだ
「Aちゃ、ん…さっきの、って…」
席を立った彼女は俺の言葉に答えるように、いたずらっ子のような笑顔を見せた
「先生、明日もよろしくお願いします」
fin
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夜空。(プロフ) - あのー！恋物語を見たいのですが検索しても、作者ページを見ても見れなくてどうすればいいですか？！ (2021年11月21日 13時) (
レス) @page17 id: ec02066096 (このIDを非表示/違反報告)
fu-ka - osのつづき、ありますか?? (2021年9月11日 19時) (レス) id: bf9a84df86 (このIDを非表示/違反報告)
fu-ka - こっちでも感想失礼します!! rbrのSucre Doll、ほんともぉぉっ!!!ってなりました(語彙力ww) しかも、絵がちょーーーかわいい!!! 逝ったわー。。。w (2021年7月5日 23時) (レス) id: bf9a84df86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2021年6月6日 22時
