Salt boy # ｿ ﾙ ﾄ ﾎﾞｰ ｲ ４

バレます - 3 - ページ25

勢い良く振り返れば...、



『 おはようございます... 』






ほら。






松「 授業の始めにいた？ 」






遅刻だとバレてない...？






『 ...いましたよ何言ってるんですか〜 』






松「 早く自習のプリントやれ



始めに配っただろ 」






『 ...... 』






「 あれ？



朝からいたっけ？ 」






『 えっ、』






「 松さんこいつ朝からいなかったっすよ。」






「 へぇ... 」






聞いた事ないくらい低い声...



きっと頭にはバナナ



...いや、



角が生えてるだろう...。






松 「 とりあえず廊下立とうか 」






にっこり笑顔で言われた。







目は笑ってない。






そして佐野の裏切りによって廊下に立った。






途中 宇佐美先生に会って馬鹿にされたけど。






.



さて。






長い授業も終わり、



放課後がやって参りました。






「 早く行こ 」






放課後になるといきなり、



手を繋いだりしてくるから困るよ...。






いつもの事だけど、



女の子にまた明日ねって言われても



" ん " しか言わないんだよ？






なのに...



みんながいなくなるとさ、



生徒会室までだけど、



手を繋いできたりするからびっくりする。






『 うん、



行こっか 』






玲於のほんのり赤い耳を見ながら言った。






––––––...






–––...






生徒会室のドアをガラッと開けた。






ソファーには亜嵐君がいた。






その向かいに座っているのは片寄君。






なんか呆れた顔して亜嵐君を見てる...。






なぜ、



呆れているのでしょうか。






はい、



それは、



女の子を口説こうとしているから。






ん？







女の子...？






生徒会の女の子は私以外いないはず...。






１回玲於と顔を見合わせ、



生徒会室に入った。

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