運命交響曲 17 ページ19
さっきから眺めっ放しの私。
茜ちゃんはみんなを撮るために走り回っている。
先輩は次の世代へ、と私たちに任せて今日はお休み。
特に何もやっていない私。
( 本当に居ていいのだろうか…… )
なんて思い始めて。
仕事をしようと思いつつも、今は特にやる事もない。
ドリンクもタオルも準備しているし、洗濯物はもう既に干してある。
( マネージャーのやること )
あとは……
大声を出して応援、とか……!?!?
恥ずかしい気もする。がこのままじっとしているのも罪悪感がある。
意を決して心の中で自分を応援した。
そしてーー
「が、がんばっっって……えっ」
ーー恥ずかしい。
きっと誰も気付いていないだろう。
幸いなことに、いや、それでも恥ずかしい。
「がっはっはっはっ！！」
「……!?」
突然後ろから笑い声が聴こえてきた。
戸惑いながらも後ろを振り返る。
茶色い肌に真っ黒な髪の毛を一つに束ねてポニーテールをしている。
きりっとした顔立ちの男の人….が立っていた。
「おまん声小さいのう！
声は腹から出すぜよ、恥じらいは捨てる！！」
私の何十倍(と言ってもいい程)の声の大きさだった。
すらっとしている体型に合わない声の大きさだ。
何も言えない私に「ほら、わしに習っておまんも声出すぜよ！！」と言った。
ていうかこの人誰だろう。
喋り方変。
ユニフォーム来てるけど同じ歳にも見えないし。
( どど、どうしよう……！ )
その時、
ちょうど休憩を終えた部員達が戻って来て、
彼と私に気付くなり、揃って目を大きく開いた。
倉間は興味無さそうに南沢先輩と話している。
「あ、ああああの、この人……」
「全く、何をしているんだ錦」
神童くんがそう、言った。
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佐倉 照：Re(プロフ) - りぃさん» ありがとうございます＾＾そう言っていただけることが何よりです！ (2015年12月22日 16時) (
レス) id: bb3e171dee (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 佐倉 照：Reさん» ヤバイです！むっちゃドキドキした！凄く良かったです！ (2015年12月13日 22時) (レス) id: 7429e82d92 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉 照：Re(プロフ) - 赤羽 衣央南さん» あ、あはは(遠い目)。その頃はさっさとリク消化しようと必死だったからなあ笑。最近は割と長めに書いてますよ！(言い訳)コメントありがとうございます＾＾ (2015年8月10日 18時) (レス) id: bb3e171dee (このIDを非表示/違反報告)
佐倉 照：Re(プロフ) - ジュドさん» そう言って頂けて嬉しいです＾＾ありがとうございます！ (2015年8月10日 18時) (レス) id: bb3e171dee (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 衣央南 - な、長い...天馬のとくらべたら差が.....尊敬します。 (2015年8月10日 3時) (レス) id: d454bba793 (このIDを非表示/違反報告)
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