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神崎Asaid

しずくんが先生に呼ばれたらしいから、

これでやっと仕事に戻れると思ったのに、

なぜか今度はうみくんといることに。









中村「あのさぁ、」









「ん??」









中村「ごめん。」









「なにが??」









中村「こないだ、っていっても、結構前の話になるけど、

教室で、お見合いとか、婚約の話したの。」









「っ、いいよ、気にしないで、」









中村「よく考えたらさ、全員が全員好んでるわけじゃないし、

Aちゃんの気持ち考えたら、嫌だったよな…って…」









「大丈夫だってば、」









中村「俺、Aちゃんのことが好きだったの。」









「え?」









中村「でも、兄貴とお見合いしてるAちゃん見たら、

なんか、もうやけになっちゃって、(笑)

他の奴らには見えてねえけど、

俺には見えた。あれ、Aちゃんでしょ?」









「っ、、」









中村「わかってた、わかってたの。

兄貴がお見合い結婚することも、

Aちゃんもいずれ結婚したりするのも。

でも、なんか兄貴とAちゃんが一緒のとこにいるの見たらさ、

悔しいというかムカついてきちゃって。

あー俺、Aちゃんのこと好きなんだ、って思って…。」









「っ、で、も、」









中村「まだ、言わないで。

俺にもチャンスちょうだい?

俺、頑張るから。

兄貴抜かす覚悟で。家継ぐ覚悟で本気でやるから。

いつか、また…好きって、想い伝えさせて?」









こういう時って、なんて言ったらいいんだろう…。

ありがとう?それとも待ってる?

いいや、違うな。









「ごめんなさい。

多分、いや絶対うみくんと一緒になることはないの。」









中村「っ、辛辣…。」









「私に想い人がいるわけじゃないの。

でも…。

私の婚約者。いや、旦那様はもう決まってる、って…。」









中村「は?誰、」









「わからないの…。

でも、私にそういう人がいるのはたしかで、

もう、通達されてるみたい…。」









中村「だったら、なんで急に仕事なんて、!

そういう人が決まってるなら、別にやらなくても、」

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作者名:不思議の国の姫乃 | 作成日時:2021年3月5日 22時

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