検索窓
今日:13 hit、昨日:24 hit、合計:25,625 hit

romance 18 ページ19

部署を越えて集まった15人くらいが、個室にぎゅうぎゅうに詰め込まれた。

真ん中に席を設えられた丸山さんに手招きされて、隣を陣取る。

向かいに勇太。主任・・・丸山さんの奥さんは、2列に並んだ掘りごたつの向こうのテーブルで、勇太と背中合わせで座っていた。

乾杯を済ますと、勇太がいつもの完璧な営業スマイルを浮かべて、身を乗り出してきた。

「丸山さん!丸山さんがTKグループの契約取ってきた話、聞かせてくださいよ〜」

それは営業部で伝説みたいになってる話で、丸山さんがデレデレしながら顛末を喋りはじめた。

ウンウンと頷きながら、勇太はガンガン丸山さんにお酒を注ぎ、自分もかなりのハイペースで杯を重ねていく。

・・・なんか、違和感。

勇太はいつもみたいににこやかに飲んでる。先輩への気遣いも忘れず、擦り寄る女の子たちにもソツなく愛想を振り撒き、そして恐ろしいペースで飲んでいる。いつもの、勇太に、見える。

けど・・・いくらなんでも早すぎない?まだ1時間も経ってないのに焼酎のロック3杯目が空になろうとしている。その前にも散々ビール飲んでた気がするんだけど!

丸山さんが勇太のペースにつられて、もうすでにフラフラしている。割とすぐ酔っ払っちゃう人なのに。

ぐらりと倒れそうになる丸山さんの頭をはっしと支えて、思わずヘルプの声を上げた。

「しゅ、しゅに〜ん!助けてくださーい!」

「あああ、ごめんごめんごめん!」

慌てて振り向いた主任が、勇太の隣へとやってきた。

romance 19→←romance 17



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
59人がお気に入り
設定タグ:King&Prince , 神宮寺勇太 , 妄想
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

レジーナ(プロフ) - どさんこさん» ありがとうございます(^ ^)少しでもお暇潰しになれば幸いです☆ (2020年5月15日 17時) (レス) id: f10a3ced08 (このIDを非表示/違反報告)
どさんこ(プロフ) - うわあ〜!!!!!!待ってました!ありがとうございます(^^) 私も最近は海人と神宮寺の爆イケ具合が上がってきてます!!これから楽しみに読ませて頂きますね(^^)またきます!頑張ってください。 (2020年5月15日 17時) (レス) id: 2b49440ff5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:レジーナ | 作成日時:2020年5月15日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。