平野くんの愛は重い 2 (ページ26)

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#26 紫耀Side、あなたSide ページ26

廉「まず…」

どんなことを言われようと物理的にこの話し合い？はなくなる…なかったことになる。

廉「Aに聞くけどこれAが飲んでる薬で合ってる？」

紫・あ「！？」

な、なんでこいつがそれ持ってんだよ…

「…」

まぁAははいって言わないだろうから頑張って持ってきた証拠も意味ないね

紫「あのさぁ…」

俺が口を挟もうとしたら永瀬廉は俺に冷たい目を向けて言う

廉「俺はAに聞いてるんです。ちょっと黙っててもらえませんか？」

なんだよその態度…
紫「分かった」

ずいっ

廉「A、もう1回聞くで。これはAが飲んでる薬？」

Aside

回想
紫「Aはいい子だからどうすればいいか分かるよね？」

「うん。否定すればいいんだよね？」

紫「最初は本当なら本当って言って大事なことだけ否定して。分かるよね？」

「うん」

紫「これ飲んで」

ごくんっ

紫「30分後座っていられなくなるけどあいつ帰らせてすぐ鎮静剤で治すから」

「分かった」

ギュ…

紫「俺壊れるくらい愛させて」

いつも以上に強く抱きしめられ私も抱きしめ返す。

「いいよ。紫耀になら壊されてもいいから」

あの薬が切れたら紫耀は私を愛してくれなくなるかもしれない…そんな不安がいつも頭の片隅にある…紫耀のいない人生なん考えられない…から

なるべく自然に…いつも通りに言う

「うん。それ。どこから持ってきたの？」

廉に嫌われてもいい…あの気持ちはもう捨ててきたから