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#20 ページ20
「………」
怖い…顔は笑ってるのに目が笑ってない…
私が倒れた日の夜中に見たときと同じ無機質な目をしてる
いつもの紫耀じゃない
その目を私と私の大切な人に向けないで
痺れを切らした紫耀が私のスマホを手に取って言う
紫「出来ないなら俺がやってあげる」
「えっいや、自分ででk」
紫耀は私の言葉を無視して私のスマホを操作し私に渡す
サッ
渡されたスマホの画面を見ると「永瀬廉を削除しますか？」と表示されていてあとは削除ボタンを押すだけの状態
紫耀は私をちらっと見てから言う
紫「あとは右押すだけ。できるよね？」
やだ…今ここで廉を削除したら廉との繋がれなくなる
前に廉が電話で言ってた言葉が脳裏に浮かぶ
" 思ったことは口に出さんといつか壊れる "
言わなきゃ…
「廉の連絡先は削除できn」
サッ
紫耀は私の手からスマホを取上げて言う
紫「Aアウト」
「え、アウトって何が…？」
紫耀は私の質問を無視してスマホを操作し私に渡す
サッ
渡されたスマホを見ると…連絡先に "永瀬廉 "がない
紫耀はの耳元で言う
紫「Aは俺のものってこと忘れんなよ」
「はい…」
紫耀は私にそう言い残して部屋を出た
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作者名：のあ | 作成日時：2021年10月8日 18時
