苺精神病院

9話　好きな事 ページ10

青視点
朝起きたらなんとなく暇だった。
ゲームも1つクリアしちゃったし、、、

ちょっと廊下散歩してみよう。


ガラガラ…




ーーー(音楽)ーーー


なんだろう…この歌…

な「ふーんふふーん…NOだって言うはずがきょどってＹＥＳを……」

ゴーストルールだ！
しかもなーくんが歌ってる！


いいなぁ…歌えて。


あ！やばっ！先生が起こしに来る時間だ！

戻らないと！




それから先生が起こしにきて、朝ごはんを食べ終わった

こ「莉犬くん…顔色…悪いよ？」

り「はあっはあっ、気持ち悪いｯ、」

る「僕、トイレに連れて行ってきます！」


行っちゃった…


ガラガラ…


さ「あれ？るぅとと莉犬は？」

ｶｷｶｷ…

莉犬くんが吐き気がするって言って、トイレ行った。るぅとくんもついてった。

あとさ、ちょっと散歩していい？

さ「お、ありがとうな。散歩？院内ならいいぞ！体調悪くなったら戻るんだぞ！」

やった！
確か、ここ屋上行けるんだよね？


カキカキ…

二人へ。
屋上に行ってくる。
　 ころん





ー屋上にてー

風が涼しい。
ふとさっきの歌を思い出す。


僕は歌うのが好きだ。

いや、好きだった。

母さんから虐待を受ける前までは毎日歌ってたっけ？
虐待を受け始めてからは、歌える時間なんて無かったなぁ。

学校の授業でも、喘息が悪化してからは思うように歌えなくなった。
歌っただけで発作が出るんだもん。



………今なら歌えるかな…


こ「あーっ、あーー…」

声は出る。

ここなら…自由だ…

好きな事を自由にできる場所、、やっと…見つけたんだ…

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