23話 一人ぼっち ページ24
赤視点
り「……ん…?」
食べ物の匂いで目が覚めた。
俺、寝坊しちゃった!?
もう朝ごはんなの!?
る「ん、ぁ、おはよ…」モグモグ
あ、るぅとくんが食べてただけか。
よかった。
って、良くないよ!
何で食べ物持ってるの!?
り「ねぇ、何で食べ物があるの?」
る「棚に隠しておいたんです。吐きたくなったら食べれるように。」ムシャムシャ
ガラガラ…
ジ「二人共おは……って!るぅちゃん!何してるん!?」
黄視点
僕としたことがやらかしました…
それでも僕は食べ続ける。
吐きたいから。心の苦しみごと吐いてしまいたい。
止められるんだろうなぁ…
…………?
……あれ?
る「何で止めないんですか?吐くまで食べますよ?」
ジ「………っぁ…」
え…
食べるのに夢中で気づかなかった。
ふと横を見ると、ジェルくんは泣いていた。
る「なんで………っ…!」ゴポッ
何で泣いてるんですか?
そう聞こうとした瞬間、喉の奥で嫌な音がしてそのまま吐いてしまった。
ジェルくんはそれを無言で片付けてる。
る「ごめんな……え…」
謝ろうとした。
すると、少し強めに手を掴まれ、
ジ「付いてこい。」
そう言って、半ば強制的に別室へ連れて行かれた。
赤視点
るぅとくんが連れて行かれて十分後ぐらいかな…?
廊下から足音が聞こえた。
ガラガラ…
ジ「ごめんなぁ…ちょっと話してて。」
そう言って俺の前にご飯が出される。
り「ねぇ…話って?何話したの?」
ジ「んー…ま、色々やな。この後、もう一回るぅちゃんと話さんとあかんから、莉犬には手短に話すな。」
それから、ジェルくんに聞いたのは衝撃的なものだった。
なーくんが過労と軽い栄養失調で倒れた事。
ころんくんが責任を感じて行方不明な事。
るぅとくんはしばらく別室で過ごす事。
そして、ジェルくんも過食嘔吐をしてるという事。
最後のは本当に衝撃的だった。
ジ「過食嘔吐ってな、本当に辛いねん。やから、本当に早く救ってあげなきゃなって。やからさ、莉犬。しばらく一人ぼっちやけど…大丈夫か?」
一人ぼっち…
ころんくんならまだしも、幼なじみのるぅとくんがいないのは少し不安…
でも、るぅとくんならすぐに戻ってくるよね?
るぅとくんは大丈夫だよね?
うん…
り「大丈夫!早くるぅとくんを助けてあげてよ!」
ジ「ありがとう!」
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流莎 - ガーターさん» 見に来ました!私も同じような作品書いてるなぁ。私の方にアドバイス的なのあったら、ください!(流莎で、検索かけると、出てくると思います。病系のやつ) (2022年7月5日 6時) (レス) id: d2c652474f (このIDを非表示/違反報告)
ガーター(プロフ) - ななてるさん» ?パスワード? (2021年12月17日 0時) (レス) id: 1c27778377 (このIDを非表示/違反報告)
ななてる - パスワード1個忘れたでも大丈夫!書いてない! (2021年12月13日 22時) (レス) @page28 id: e551669fd6 (このIDを非表示/違反報告)
ガーター(プロフ) - ななてるさん» 楽しかったですか!良かったですね!でも風邪には気をつけてくださいねw (2021年12月13日 1時) (レス) id: 1c27778377 (このIDを非表示/違反報告)
ななてる - ガーターさん» 楽しかった!でも疲れて風邪気味っす (2021年12月8日 15時) (レス) id: ff9a44ad6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ガーター | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1346/
作成日時:2021年8月30日 2時