Happy Day 4

気づいてた（DKside） ページ5

ウンビに思いがけない告白をされてから思い返してみればそんな気配結構あったよなって思った。

会社帰りによく飲みに誘ってきたのも。

残業によく付き合ってくれたのも。

酔ったウンビを送った日に手を繋いでといわれたのも。

Aのことが羨ましいっていったのも。

スンチョリヒョンのお店にまでついてきたのだって。

鈍感すぎてあいつの恋の応援までしちゃって…ちょっとだけ申し訳なく思った。

少しは意識してほしいって言ったウンビ。

告白したら少しは意識してくれるかもよ、なんて俺が言ったからなんだけど。

でも意識したところでAへの気持ちは変わらないということをウンビにハッキリ伝えてしまっていいんだろうか。

ウンビは仕事…しにくくならないかな。



MG「あーやっぱり言われたか」

DK「え、どういうこと」

研修から帰ってきた翌日の会社からの帰り道、ミンギュと偶然一緒になってスンチョリヒョンのお店に飲みに来た。

ミンギュはAの事を心配していてその話の流れでウンビの話をしたら、やっぱりって言葉。

MG「あの子がお前の事好きなのなんてすぐわかったよ」

DK「俺が気づかなすぎかあ…」

MG「言っとくけどヌナも気づいてるよ。しかもずいぶん前から」

DK「え、いつから？」

MG「俺んちでヌナと3人で飲んだ時会社に呼び出されたろ、あの子に？で、ソクミナが出かけてからヌナが言ってた」

DK「そんな前？」

MG「ヌナも大概鈍いけど、ソクミナのことは気づくんだよ。好きだから」

好きだからって言葉に少し嬉しくはなるけど、Aがウンビの気持ちにそんなに前から気づいてたなんて。

DK「でも俺、好きって言われたからって気持ち変わらないし」

SC「お前がAの周りにいるオトナな男たちが心配なように、Aだってお前の周りにいる若くてかわいい子は心配ってことだよ」

仕事をしながら話を聞いていたスンチョリヒョンのその言葉にハッとした。

会社の話をするとどうしてもウンビの名前は出てくる。

思えばAには前からよくウンビの話はしていた。単純に同期で同じ部だから。

Aはミンギュやスニョンさんの話はするのにミニョンさんの話はほとんどしなかったのは俺が気にしてるのわかってたから。

Aも俺がウンビの話をするのはいい気分じゃなかったのかな。

MG「とりあえずあの子にはソクミナの気持ちハッキリ言わないとだめだよ？」

SC「だな、変な優しさはいらないからな」



うん…わかってる。





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