考える事なんかない ページ4
『え?ミニョンくんと?』
コクンとと頷くソクミンくん。
DK「いや、これは本当にたまたまで」
ミニョンくんの話にもなるだろうなとは思ってたけど話をしたなんて言うから驚く。
DK「Aのこと待ってたらミニョンさんが上司の人?と出てきてさ。あっちも気づいて俺に会釈してきたんだ」
私を早く帰すために、飲みたがってたソン課長を連れ出して帰っていったミニョンくんを思い出す。
DK「そしたら俺のところに来て、Aさんもうすぐ終わると思いますからって言ってくれて…」
ミニョンくんが私に早く帰れって連絡をよこしたのはそういう事かって今気づいた。
やけに念を押してきたのはソクミンくんがいたからだったんだ。
DK「で、あんまり寂しい思いさせるなって言われた。俺じゃ君の代わりにはなれないみたいだからって」
ミニョンくんそんな事言ったんだ…昨日好きだと言われた記憶がよみがえってきて、ソクミンくんになんて伝えたらいいのか。
『あのね、ミニョンくんはずっと私が寂しがってるのを言わなくてもわかってくれてて、それで…その…年も近いから話も合って…私がミニョンくんの気持ちに甘えてたというか。ごめん』
DK「ううん。社会人になってみたらさ、当たり前だけど俺よりすごい人しかいないじゃん?でさ、俺が思い描いてるようなデキる男の典型がミニョンさんみたいな人で。それがAの一番身近にいるから勝手に焦っちゃったんだ。」
私がなぜかしどろもどろになって話してるというのに、ソクミンくんはそれも聞いてくれて自分の思ってる事も言ってくれた。
DK「でも、俺ミニョンさんにも言ったから。誰かに代わってもらうつもりはないですって。笑われたけど」
話しながらまた照れてるのをかくすように運ばれてきた料理を口に頬張って、おいしいから食べなよって促す。
DK「お互い色々考えようなんて言っちゃったけどさ。考える事なんてあるわけないんだ。Aと一緒にいる事以外考える事なんか」
『うん…私もおんなじだよ」
DK「俺これからはちゃんとAのために時間も作る」
『ありがとう。だけど…無理しないで?』
DK「いいの。今日だってAのために仕事終わらせて来れたんだから」
食事をほおばりながら微笑むソクミンくんは子どもみたいだけど、
学生の頃に比べたらずいぶん社会人らしく男らしくなった。
DK「それからさ…ウンビのことだけど」
今度は私が気になってたことを口にした。
*
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mkinsprit(プロフ) - きたー!2回目のプロポーズ編!ソクミナ、2年も待たせてたのかぁ。あ、いやいや、2年も男っぽさに磨きをかけてたのかぁ^_^なんか、いつも2人で過ごす場所でのシチュエーションにキュンとしました!お隣の彼も大好きだけど、やはりーイ ソクミン …好きです!笑 (2019年8月7日 22時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
しぇるび(プロフ) - mkinspritさん» ソクミンくんってさりげなーくってのが絶対できないタイプだと思うんですよね〜。 私も終わるのがここへきて寂しくなってきました(笑) (2019年5月14日 17時) (レス) id: f3c720e0c5 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - 指輪のくだり、さすがです!にぎにぎして、バレそうになったらニコーって笑笑想像しただけで可愛い^_^ふんわり温かな二人のお話のエンディングが近づいてて寂しいですが、ハッピーエンディングなら良し^_^ですね!笑笑 (2019年5月13日 22時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぇるび | 作成日時:2019年4月18日 13時