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第03話 ページ6

_貴方_

 なんやかんやあって、総悟に[真選組屯所]という所に連れて来られた。
総悟の話を聞いてみると、総悟の勤めている真選組は幕府の役所的なヤツで、
武装警察らしい。裏では『税金泥棒』や、『幕府の犬』なんて呼ばれている···?


貴「で?そんな幕府のお偉いさんが僕に何の用?」

沖「簡単でぃ。俺が気に入ったから、真選組に入隊してほしい。

 大丈夫、土方さんと近藤さんには俺から伝えておきやす

貴「なにが大丈夫なの?何一つ安心できないんだけど」

 
 そんな、謎の会話をしていると、ドタドタと足音がした。この部屋の前で止まると、
スパーンッと勢い良く襖が開いた。


?「そーごー!見廻りサボってどこ行っていたんだ!」

沖「ナンパでぃ」

?「よーし。表出ろ。俺が直々にその首叩き斬ってやる」

沖「嫌でぃ。俺はまだ18ですぜ?信長の倍は生きたいでさぁ」


 あ、僕空気なの?


貴「あ、あの!」

?「ん?なんだお前」

貴「総悟に連れてこられた、《一ノ瀬 A》です」


 唐突に思いついた名前だけどバレないかな?


?「すまねぇ、俺の部下が。ちなみに、俺は《土方 十四郎》だ。
 真選組副長をしている」

貴「だ、大丈夫です!」

土「そうか、なら良かった」


 意外にいけるもんなんだ。新しい事を知ったな。


沖「あ、そうだ。土方さん、こいつ真選組に入れていいですかぃ?」

貴/土「は?」


 唐突に話し出した総悟の口から出た言葉によって、
土方さんと僕は硬直した。え?聞いてないんだけど。

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作者名:光(こう) | 作者ホームページ:http://www.pixiv.net  
作成日時:2018年5月21日 0時

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