転生前の私 ページ2
__貴方__
?「金をこのバックに詰めろ!さもないとこのガキ殺すぞ!」
初っぱなからすみません。只今、私は強盗に出くわしてます。なんで私はこんなに運が
悪いんだろうなぁ。しかも人質にとられてるし。
貴「きゃー、助けてー」(棒)
棒読み感半端ないですが、仕方ない。もう16才になると言うのに、こんなんで泣いていたら
キリがない。一生泣いていかなくちゃなんなくなる。
?「チッ、こんな奴に人質の価値なんてなかったか・・・」
さっきから要求が通らなくって私のせいにしだす犯人。知らねーし。なんで私のせいになんだよ。
犯1「しかたねー。もうこいつ殺すか」
わー。いたいげな少女のせいにして、しかも殺ろーとしてるー
犯2「しかし兄貴。コイツ、中々な美人ですぜ」
犯1「そうだな・・・売るか」
犯2「さっすが兄貴。考えることが違うや」
いや。美人かどうかはさておいて、売るって判断はいたって平凡な考えだぞ。
貴「あの、早く解放してくれませんか?加齢臭がつらいんですが。」
あ、犯人の首筋に青筋がうかんでるー。やばーい。
犯1「死ね」パーン
犯人が放った弾が、私の脳天をヒットした。あぁ、死ぬんだな私。
そう思うと、意識が一気に飛んだ。
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
目をさますと、見たことのない場所。周りの人は皆、洋服じゃなくて和服を着ている。
貴「え?ナニココ」
混乱せざるをえない。だってさっきまで銀行に居たのに、急に外。
しかも見たことのない場所にいるんだもん。
貴「トトト、トリップって言うやつかな?」
え?でも、私死んだよね?どうやってトリップなんてできんの?じゃあ転生?
貴「ま、まぁいいや」
うん。もう考えるのやーめた。ここで座り込んでも迷惑になるだけだ。
そう思って立ち上がると、なんか違和感を覚えた。
貴「ん?」
下を見てみる。いつもあるはずの膨らみがない。いや、そこまである訳じゃないけど、
多少は大きかったよ?今はなんか・・・
貴「男みたい・・・」
?「そこでなにやってるんでぃ」
貴「!?」
?「あり?女だと思ったら、男じゃねぇですかぃ。チッ、つまんねぇや」
あ、やっぱり男になってたんだ。
?「まぁいいや。おいお前屯所までこい」
私。死んだな。
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作者名:光(こう) | 作者ホームページ:http://www.pixiv.net
作成日時:2018年5月21日 0時