狼くんは逃げれない【学園アリス】 (ページ3)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:2,202 hit

何回目ページ3

ﾊﾟﾁｯ

Ａ．Ｍ．５：３０

何度目か分からない初等部としての今日が来る

ベットから降りて着替えていつも通り
何にも変わらない日々

『先生』が死んでから１２年目
『姉ちゃん』が消えてからも１２年目

そして
俺が入学してから丁度１６年目
けれど未だに初等部から逃げることは出来ない
あのクソ野郎と離れたいけどこの首輪がそれを阻止する
だから学園で一番最強で最悪で天才な一匹狼くん

―――――――

棗「おい絆
お前も脱走するか？」

「えっ？
脱走するってどうして」

棗「こんなとこいるだけでうんざりだ…罰則なんて日常茶飯事だろ
だから一度くらいここか「いいよ、棗も行くんだろ？何かあったら『天才狼くん』に任せな」あぁ」

そうやって俺たちは脱走した

――――――

鳴海「……じゃヒントだけ―――い…

ドカン

鳴海「やっぱりあの脱走情報は本当だったか～
見張っといてよかった�

みてごらん～みかんちゃん
生きてるー？

黒猫の仮面を被ったあれが初等部にして学園トップクラスの天才生徒日向棗君
赤い首輪を着けているあれが初等部唯一の留年生で学園で一番最強で最悪で天才な狼くんこと赤雪絆君」