せんそう ページ6
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六本木のとあるカフェでは1つの喧嘩が起きていた
蘭vs竜胆
梅はコ-ヒ-を片手にタルトを食べていた
「1口つったろ!?」
「1口だったろ-?ケチだな-竜胆は」
遡り5分前・・・・・
『りんど-。それ1口ちょうだい』
『兄ちゃんの1口、1口じゃないからヤダ』
『ほんとに1口だって-。神に誓う-』
『ホントのホント?』
『ホントのホント-』
『姉ちゃん!聞いてた?兄ちゃん、ホントって言ったよね?』
『え?あ-。うん。言ってた言ってた』
(多分、適当に言ってんだろうなぁ。蘭)
『じゃあいいよ』
『やった-。竜胆やさし-』
┈┈┈┈┈
蘭はその後、残っていたパンケ-キの半分に近い量を見事にかっさらっていった
そして時は今
竜胆が激怒
「約束と違う!!」
「1口つったろ!?」
「1口だったろ-?ケチだな-竜胆は」
竜胆は蘭にめったに手を出さない
蘭はそれがわかっていてわざと煽っている
「やっぱり・・・・こうなると思ってたわ」
梅は呆れたようにコ-ヒ-を飲み干した
「竜。私のあげるから。ね?」
「そういう問題じゃねぇの!」
「良かったじゃん竜胆。姉ちゃんがくれるって-」
「兄ちゃんのそういう所ほんとに嫌い」
「姉ちゃん、俺にも-」
蘭が雛鳥のように口を開ける
「蘭にはあげません」
「竜胆が不公平でしょ!!」
「酷-!!!」
「酷くない!」
勝者 梅
のちに梅は言う
「マジでしょうもなかった」
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作者名:金平糖 | 作成日時:2022年7月31日 17時