文豪から愛しい貴女へ

何時もと違う <宮沢賢治> ページ7

つばたさんリクエスト

*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*

きっかけは、任務の帰りだった

「Aさん、飴玉を貰いましたよ〜」

「え、誰に……？」

「大丈夫ですよ！怪しくない人でした！」

「そ、そう……でも、食べてらダメだよ？」

「え、もう舐めちゃいました……」

「え……」

飴を舌に乗せて賢治くんが

「美味しいですよ〜」

そう言ってニコニコ笑う

「ま……まあ、それなら……」

そう言った途端、賢治くんが一瞬ふらついた

「大丈夫！？矢っ張り何か……」

そう言った途端、賢治くんは私の腕を掴んで路地裏に入っていった

「賢治くん！？」

「Aさん……僕、なんだか変なんですよ」

そう言って賢治くんが私に軽いキスをする

私と賢治くんは付き合っているが、キスさえしたこと無い

「け、賢治くん……？」

「凄くAさんの惚けた泣いている姿が見たいんです」

そう言って、急に深く、心地の良いキスをする

呼吸が出来なくて賢治くんの胸元を叩いても離してくれない

やっと離れてくれた時にはもう窒息するのではと思った

「綺麗な涙です。でも、もっと見たいです。Aさん、良いですよね？拒否権はないですよ」

何時もと違う……賢治くんにドキッとする

「賢治くん……なんだかSっぽいね」

「S……？よく判らないですけど、Aさんは嬉しそうですね」

そう言って賢治くんはニコニコ笑いながら舌舐めずりをして

「もっと、見せてくださいね？」

と言った

後日、飴をくれた人物の特徴を賢治君に聞いてマフィアに苦情を入れておいた






*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*

賢「どうでしたか？気に入ってくれたら嬉しいです！リクエストありがとうございました！」

父になる <国木田独歩>→←愛を叫ぶ <谷崎潤一郎>

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す