少年と桜の話−6 ページ23
―――なんでだろう?
あれから僕は帰宅し
(その間、友2人にいつのまにか後ろにいなくなっていたことについて、怒られた)
薄紅色の木の下で出会った少女…サクラについて考えていた
僕は一目惚れするタイプではない
そう断言できる
だからこそ、
サクラを前にした自分がいつもとは違う態度をとってしまったことに違和感を覚えた
「まぁ、いいか
あの2人に無理やりオカルト見物を強制されて、変な気分になってただけだよな」
そんなこともあるし、少し違和感を感じただけ…
どうも消え去らないモヤモヤを忘れるため、僕はそう結論付けた
ふと、時計を見るといつのまにか10時だった
「寝よっと」
明かりを消して、ベッドに横になる
_______結局僕は、この時覚えた違和感を消し去ることはできなかった
・・・
サクラと出会った日から1週間がたった
僕はまた隣町の山を歩いている
…1週間前と違うのは、オカルトマニアの2人がいないところ
それと理由も違う
今回はあの子…サクラと会うため
そのために山を登っている自分に苦笑する
本当にどうしてだろうなぁ
自分の名前も、会いに行く日も告げていないというのに、
サクラという少女がこの道の先で僕を待っていると確信しているのは
そして、、、
周りの色とは明らかに異なる色を有した木が見えてきた
その木の下にあの日と同じ服を着た彼女が笑みを浮かべて立っていた
「――――待ってたよ」
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寒極氷化(プロフ) - とらさん» いやぁ、CMみたいな猫だったら私は嬉しいですけどねww それに、ガン付けている黒猫も可愛い!!!! (2014年6月10日 17時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
とら - それでも黒猫のよく顔を見た人によれば「ガン付けてる」とのこと、確かにシャムとかよりもきつく見える、CMみたいな「鯛食べたい」との要求はないが(笑) (2014年6月9日 20時) (携帯から) (レス) id: 76e6498593 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - とらさん» それはすごく羨ましいしですね! 私なんか、何回逃げられたことか…(T_T) (2014年6月9日 18時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
とら - 確かに黒猫の不吉な噂は聞きますが自分にしてはその辺にいるただの猫ですね、黒猫に何回絡まれてきたのやら (2014年6月7日 20時) (携帯から) (レス) id: 76e6498593 (このIDを非表示/違反報告)
寒極氷化(プロフ) - アリスさん» ホントですかっ 自分ではどうもそう思えないので、そう言ってもらえるのは嬉しいです (2014年6月2日 17時) (レス) id: c03204db58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:寒極 氷化 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kangoku/
作成日時:2013年11月10日 0時