彼の茶髪は誰より明るい【二口堅治】 (ページ32)

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29茶髪ページ32

作並「ねぇねぇ菅原。」

　「どうしたい作並少年!」

吹上「菅原ウザい。」

　「酷いなぁ、吹上〜、ねぇ?黄金?」

黄金「ほ?」

　「黄金に振ったのは私のミスだな。で?何?作並くん。」

作並「菅原はいつになったら二口先輩に告白するの?」

　「ごっフェ‼」

1年ズでお昼ご飯。in中庭。

お茶吹いた。きちゃない。

吹上「菅原汚ぇ。」

　「何だよ吹上!お前の文頭は菅原なのかよ!私大好きか!」

吹上「強いて言うならお兄さんの方だな。お兄さんの方が優しそう。」

　「そうかよ!?」

黄金「菅原さんはいつ告白するんデスカｯ!」

私は見逃さなかった。作並くんが可愛い悪い顔をしていたのを。黄金に言わせたのは作並くんだと言うことを。

　「しない…………つもりだけど。堅治先輩、別に私の事好きじゃないだろうし。」

　『えぇっ!?』

　「え?」

作並「す、菅原がこんなに鈍感だ何て。」

吹上「菅原鈍過ぎ。」

黄金「二口先輩は!菅原さんのこと!好きだと思います!」

　「ブッハ!」

あーあ。きちゃない。

　「ナイナイナイナイ!黄金、気が利くようになったのね。」

黄金「??思ったことを行っただけっスケド?」

　「もうヤダ黄金、私泣くわ。」

作並「やめて⁉」