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6話 ページ9

言葉に込めた殺気に、信と河了貂が一瞬身震いしたのが見えた。

ムタの方は流石に動じないけど


「お前が相手ということだべか」

「お前とそこにいる下僕君の戦いを高みの見物するつもりだったんだけどね。

でもよくよく考えたらベッサ族と殺り合う機会なんて滅多にないし、私が殺すのもありかなって──」


そこまで言ったところで「おい!」と信のキレ気味の声がその場に響く。


「なに横から搔っ攫おうとしてんだ!
そいつは俺が殺る」


あらあら活きのいい事で

でも彼の戦いも間近で見たいしな・・・


「じゃ、お前が殺り損ねたら私が貰う
って事でどう?」

「十分だ」


よし、と私は信とムタから少し距離をとった








.







あーらら
大口叩いてこの程度かね




ムタは一見強そうに見えないけど、人を見た目で判断するもんじゃないよな・・・


信は完全にムタの殺気に呑まれている。




だがやはり彼の武術の才能はかなりのものだ。

ムタの一撃をかわし、その上軽くだが手傷を負われるなんて、並大抵ではできない。




でもこれだとやられるのは時間の問題かな・・・




「お…………
標的の小首四つがそろったべな」


「ん?」



ムタの視線の先を見てみると………




「あっ」

「……」


「へぇ〜」




まさかの大王登場。

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ナツピー(プロフ) - 麗桜さん» コメントありがとうございます。早めに続きかけるよう頑張ります(^^) (2019年9月9日 10時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
麗桜 - 最高に面白いです!更新頑張ってください! (2019年9月9日 10時) (レス) id: 529aeaeb6e (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - ふぃどるさん» コメントありがとうございます!なるべく早く更新したいと思います。 (2019年6月11日 23時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃどる - 面白いです! 続きを期待してます! (2019年6月11日 23時) (レス) id: 51833c3598 (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - Mizさん» 初コメありがとうございます!内容固まり次第更新するのでお楽しみに(^^) (2019年6月2日 12時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナツピー | 作成日時:2019年5月20日 15時

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