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13話 ページ16

「りょ、鏐蓮殿!?」

「やはりお主だったか。鏐蓮」


「ええ。お久しぶりですね、昌文君に壁さん」



私が素顔を見せると、昌文君は私に向けてた矛を納めた。



「お前ら知り合いなのか!?」


信と河了貂はこちらの話についてこれない様子だ。


ま、当然だけど



私は昌文君の横をすり抜け、大王の前へと歩み出た。


「驚いてないところを見るに、私の正体には当たりが着いてたようですね。大王様」

「やはりお前だったか、鏐蓮」



「お久しゅうございます大王様。
八咫烏頭領 鏐泫の娘、鏐蓮にございます。

遅まきながらご無事で何より」


私は膝をつき礼の姿勢をとった。





「お前らも知り合いなのか?」


信たちの質問に私も大王も答えない。



「ここからは人払いをした方が良さそうだな」

「そうしていただけたらありがたいですね。
今の主よりこちらの事情を話す許可はいただいておりますが、あまりおおっぴらにはしたくありませんので」

「分かった。ここからは中で話そう」



そうして私達は建物の中に入った。
大王と一緒に来たのは昌文君と壁、そして……


「なんであんた達までいるの?」


「うっせー、良いだろ別に」

「オレも聞きてぇし」



何故か信と河了貂も来た。


「お前達、今から聞くことは表に出ることの無い情報だ。おいそれと聞いていいことではない」


昌文君の言うことは最もだ。
でも、こりゃ多分言っても出ていかないな……


「まぁ良いけど、今から聞くことは他言無用だよ?」

「わかってるよ!」


昌文君と壁は若干不満そうだが、大王は何も言わないからまあ大丈夫だろう。

私は上座に座る大王の向かいに座った。



「で?どこから聞きたい?」

「お前達八咫烏の今の主についてだ」

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ナツピー(プロフ) - 麗桜さん» コメントありがとうございます。早めに続きかけるよう頑張ります(^^) (2019年9月9日 10時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
麗桜 - 最高に面白いです!更新頑張ってください! (2019年9月9日 10時) (レス) id: 529aeaeb6e (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - ふぃどるさん» コメントありがとうございます!なるべく早く更新したいと思います。 (2019年6月11日 23時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
ふぃどる - 面白いです! 続きを期待してます! (2019年6月11日 23時) (レス) id: 51833c3598 (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - Mizさん» 初コメありがとうございます!内容固まり次第更新するのでお楽しみに(^^) (2019年6月2日 12時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナツピー | 作成日時:2019年5月20日 15時

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