24話 ページ26
ハリーside
ダイアゴン横丁での買い物から1ヶ月
ついに今日はホグワーツに出発する日だ。
バーノンおじさんに駅まで送ってもらったのはいいけど、9と4分の3番線への行き方分からなかった。
バーノンおじさんは意地の悪い笑みを浮かべながら嫌味を言う。
少し不安な気持ちになっていた時・・・
「ハリー！」
「！セーラ」
人混みの中で、その声はやけに大きく響いた。
セーラは僕にとって初めての友達だ。ハグリッド曰く、僕たちは赤ん坊の頃に何度か会ったことがあるらしいけど、当然お互い覚えてない。
僕が何故か魔法界で英雄だと言われていることを知っても、セーラも、セーラのお母さんのエレナさんも態度を変えることはなかった。
「あなたはありのままでいいのよ」
そう言ってエレナさんが笑いかけてくれた時、とても温かい気持ちになった。
「よかった！あなたに会えて！」
セーラは勢いよく僕のところまで走ってきた。
多分らセーラも9と4分の3番線への行き方が分からなかったんだろうな・・・
ハグリッド説明してなかったし
「セーラ！駅で走るんじゃないよ！」
「ごめんなさーい」
セーラを咎めながらエレナさんが来た。
「エレナさん」
「こんにちはハリー」
エレナさんは最初に僕に挨拶した後、バーノンおじさんに向き直った。
「ハリー君の保護者さんですね？
私はエレナ・レオーネと申します。娘が新学期からハリー君と同級生になりますの」
礼儀正しい挨拶のはずなのに何処か迫力があるように見えるのは何故だろう？
バーノンおじさんもエレナさんの雰囲気に若干たじたじになっている。
「ねえ、君のお母さん機嫌悪い？」
僕は隣にいるセーラにコソッと聞いた。
「機嫌悪いっちゃ悪いのかな・・・？
ていうか、早く行かないと乗り遅れるんだけど」
セーラは駅の時計を見ながら言った。
今は10時40分
まだ時間はあるけど、9と4分の3番線への行き方も分からない状況を考えると早くするべきだと思う。
その時、僕たちの後ろを赤い髪の集団が通り過ぎた。その人たちは僕たちと同じような荷物を持っていて、何より「マグル」と言う言葉が聞こえてきた。
セーラも聞こえたようで、その赤い髪の集団の方を凝視している。
「母さん」
セーラが声をかけると、エレナさんは「それでは」っとバーノンおじさんとの会話を切り上げた。
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いのり(プロフ) - コメント失礼します！金ローでハリーポッターを見て，この作品を思い出し読み返しました！数年前に何回も読みましたが、今読んでも面白いです！シリアスとはやく会えることを祈ってます！更新頑張ってください！待ってます！ (1月21日 1時) (
レス) id: 2ffbd373da (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - シェリーさん» コメントありがとうございます！親世代編から見てくださったのですか？とても嬉しいです！内容固まり次第更新再開しますのでお楽しみに！ (2022年1月27日 22時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー - 初コメ失礼します。親世代の方からきました！親世代もすごく好きだし，子世代もすごく面白くて好きです！！夢主ちゃんがシリウスと会ったら…なんて考えてすごく楽しみです！更新頑張ってください！ (2022年1月27日 22時) (レス) @page39 id: 5fbad7a3d7 (このIDを非表示/違反報告)
ナツピー(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます。知ってる作品は書いてみたいと思うので、その時はまた読んでいただけると嬉しいです。 (2018年11月13日 6時) (レス) id: 41b7b6a015 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 続きが楽しみで面白かったです!今後他の作品を作る予定があったら鋼の錬金術師とコラボかトリップか転生したリボーンか刀剣乱舞かワールドトリガーかワンピースかアニメKの作品が読んで見たいです。説明が下手ならすみません。今後も無理せず更新頑張ってください。 (2018年11月8日 9時) (レス) id: 9ed3e7f136 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツピー | 作成日時：2018年8月14日 14時
