人も鬼も、みんな弱い。【鬼滅の刃】

じゅうにぃ ページ15

『な、なら!!隊服に着替えてきますね!!』
杏「何故だ？そのままでも良いぞ？」
『いーや、着てきます』


＜タッ!!＞


杏「…うーむ。別に構わんのだがなぁ…」


〜蝶屋敷〜

『よっと…はやく杏寿郎さんのとこ戻ろっと』


彼岸花の着物を颯爽と脱ぎ、新しい薫りがする隊服に着替える。


『おおおっ!!//』

(な、なかなか似合ってるわ…私)


『………ぁ!!』


＜…ガチャッ＞

『実弥ー？』
実「っ…!!」
『もう目覚めたんだ、はやいね』
実「……笑いに来たのかよォ(ﾌﾝｯ」

『いいや、筋肉痛大丈夫かなー…て？』

＜つん…＞

実「いっってぇ!?テメッ…!?(怒」
『あははっ、痛いやつなんだ(笑』
実「っーー(ﾌｲｯ」

『そうだ!!今から杏寿郎さんと甘味食べに行くの』
実「………あ"？」
『？？だから、お土産なに欲しい？』
実「………」


実「……お前、煉獄と…なんだって？」
『甘味食べに行く？(ｷｮﾄﾝ』
実「………(何か複雑な顔」
『……ぇ、変な顔』

『で？何がいい？お団子………はあげないから』
実「あ"？それより俺はァ…!!」


『……おはぎが好きなの？』


実「………(驚」


『あははっ!!顔に合わないっ(笑』
実「は!?はぁあ!?死ねっ!?(怒」
『くっ、くくっ…(笑』
実「いつまで笑ってんだァっ!?//(怒」

＜ビキッ!!＞

実「っ〜〜…」

『ふふっ、今日頑張ったご褒美はおはぎだね〜(ﾆｺｯ』
実「……チッ」

『じゃ、安静にしてなね〜』

＜…ガチャン＞



実「………んだこれェ、きっっ…もちわりぃっ!?//(汗」


実弥には、まだ…その気持ちに気づくには時間がいる様子です。



＜…トンッ＞

『遅くなりました…!!』
杏「良い良い、女子は身仕度に時間がかかるものだろう(ﾆｺｯ」


(この人、なんて天然な紳士…!?)


＜タ、タ、タ＞

『〜♪』
杏「なんだ、Aは甘味が好きなのか？」
『は!?べ、別に…そんなわけじゃ…!!//』
杏「好きなら好きと言えばいい。何故恥じる？」
『……わかんない(ﾑｽｯ』

杏「ｸｽｯ)……お!!見えて来たな!!」

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