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A「久しぶり、勘ちゃん。」
君のお墓参りに来るのは初めてかな?
ごめんね、ずっと来れなくて。
あれから5年たったよ。
私にも、彼氏ができたんだ。
久々知君っていうんだよ。
とても綺麗で、かっこよくて、頭も良くて、
何でも知っているの。
豆腐が好き過ぎて、たまに困るけれど。
それでも私は、今、幸せだよ。
時々、悲しいことだってあるけれどそれでも楽しいよ。
君のおかげで生きることの素晴らしさを知れた。
……結局、君には貰ってばかりだったね。
ごめんね、こんな彼女で。
だけど、おかげで生きるのが楽しいよ。
君に、"幸せになれたよ。"って言うのが生きる希望だったんだ。
それを言う為に私は頑張れたよ。
今、それを果たせたね。
……大丈夫。
もう、それがなくても私は頑張れるよ。
君は私の心でずっと生きているから。
君との思い出は私の中で生き続けているから。
だから、もう、平気。
ありがとう、私を好きになってくれて。
大好きだよ。
さよならは好きじゃないから。
A「ばいばい、また来るね。」
私も、君も、この世界に生きている人々全員が幸せでありますように。
沢山の幸福が訪れますように。
〜end〜
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作者名：翡翠 | 作成日時：2020年10月6日 1時
