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笑っていて欲しかった。
生きていて欲しかった。
なのにいなくなってしまった。
悲しい、つらい、痛い、苦しい。
もう一度だけ会いたい。
なんでいないの?
ねえ、なんで?
ずっとこの気持ちのまま生きていくの?
……君ならなんて言うかな?
でもきっと君は楽しいことが好きだから。
そんな人生嫌でしょうね。
私もいやだよ。
なのに、私の時間はあの日のまま止まってしまっているんだ。
………もう、いっそのこと私もそちら側へ行ってしまおうか?
だけどそんなことしたら怒るかな?
…君が助けてくれたから私は生きているんだもの。
なのに自らその命を奪うなんて出来ないんだ。
ごめんね、自分勝手な私で、弱虫な私で。
それでも、もし、そんな私に生きて欲しいと願ってくれていたのなら。
私は頑張るよ。
これからも生きていく。
貴方の分まで生きるだなんて、君の命を奪ってしまった私には言えないけれど。
それでも精一杯生きてみることにしたよ。
まだ、君の死を受け入れられてないし、前向きになんてなれないけど。
それでも歩いてみるよ。
どちらが前かなんて分からないけれど、歩いてみる。
だから、最後に一つだけ、私を見守っていて下さい。
そして、いつか、"幸せになったよ"って言いに来るね。
貴方のおかげで私は幸せになれたよって。
随分、遠い未来になりそうだけど。
それでも、私は生きていくよ。
ありがとう、沢山の幸せをくれて。
忘れないよ、君のこと。
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作者名:翡翠 | 作成日時:2020年10月6日 1時