前世ではヴィラン今世では鬼･･･Part2

74話 ページ29

御館様の言葉に柱の皆は次々と炭治郎と私に色んなことを聞いてくる

あぁ･･･これ前世でもあったなぁ･･･なんて呑気なことを考える･･･

というか･･･

『不死川さん炭治郎の髪を引っ張らないでくださいよ！』

は皆が騒いでいると御館様が静かに口元に人差し指を添える

それを合図に皆黙る

御館様「鬼舞辻はね炭治郎に向けて追っ手を放って居るんだよその理由は単なる口封じかもしれないが私は花佳に続く鬼舞辻が見せた尻尾を掴んで離したくない」

炭治郎が鬼舞辻と会った･･･

口封じ･･･

真逆･･･禰豆子の･･･？

御館様「恐らくは禰豆子にも鬼舞辻にとって“予想外の何か”が起きているのだと思うんだ･･･分かってくれるかな？」

皆が黙る中不死川さんだけが口を開いた

実弥「分かりません御館様･･･人間ならば生かしておいてもいいが鬼は駄目です承知できない」

不死川さんはそう言うと自分の刀で自分の腕を切った

『はっ！？不死川さん何してるんですか！？馬鹿なんですか！？』
実弥「御館様･･･！証明しますよおれが！鬼というものの醜さを！」
御館様「実弥･･･」
『やめてください不死川さん！』
実弥「オイ鬼！飯の時間だぞ喰らいつけ！」

不死川さんはそう言いながら自分の血を禰豆子の入ってる箱に垂らした

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