やばいヤツらと俺(やばいヤツ)2【名探偵コナン】

43話 ページ17

｢えー、なんと、本日のゲストは現在大人気ソロアイドルの“Hope”さんです！｣


パチパチパチと大きく鳴る拍手が耳に痛い


俺はそんなことを一人感じて笑った


｢いやー！驚きましたね！まさか、大人気アイドルの“Hope”さんが来てくれるとは！どうして今日は出演なさったんですか？｣


｢…どうして？……出てくださいって言われたので。予定もないしいいかなって。｣


ふむと手を顎に当てて考えて答える


あまり考えてなかった質問だ


｢えー、来たくてきたんじゃないと？｣


冗談混じりの司会者に俺は


｢ご想像に｣


と誤魔化した


｢なるほど、さぁ、そんな謎なHopeさんですが今日はHopeさんの謎を明かしていきたいと思います！まずはプロフィールからご紹介いたしましょうか。｣


司会者がそう言うと大きなボードが現れた


TVお馴染みの捲らなければ見えないようになっている


｢えー、では早速行きましょう！まずは名前から。｣


｢え!?Hopeさんの本名分かるんですか！｣


｢マジ！？え？TV的に大丈夫ですか？｣


何人も問いかけるが俺は首を傾げるだけで答えない


｢取り敢えず捲りましょう！｣


ペリッと捲るとそこには


Ｎ Ｇ


の二文字が並べられていた


｢なんだよも〜！期待させんなよ！｣


｢今年一番ドキドキしたのに｣


いや知らねぇよ


俺は曖昧に返す


｢じゃ、次は…出身地！どこだと思う？｣


司会者が問うと口々に沖縄、東京、北海道、福岡等言った


｢正解はコチラ｣


司会者が捲るとそこには


米 花 町


と書かれていた


｢ピンポイント過ぎない！？｣


｢つまり東京ってことでいいんですよね？｣



そう尋ねられたので


｢まぁそうです。｣


と返した


すると、ここ、まきでお願いしますと指示が来たので


それからはどんどんボードを捲っていった

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