やばいヤツらと俺(やばいヤツ)2【名探偵コナン】

42話 ページ16

NoSide


某トーク番組


｢えー、本日のゲストは…？｣


ｶﾝﾍﾟ《バラエティが初の現在日本で最も人気が高い男性アイドルです》


そう司会者が読むだけで観客が色めく


｢今日の警備はいつもっより本当に厳重だったよ。何か、特別な個室が用意されてて、警備員がまず近寄らせてくれなかったもん｣


｢そうそう！スッゲェ警備員の人怖くてさ｣


｢ガタイもすっげえいいし｣


｢確か、これTVでも予告されないんでしょ？｣


｢なんかそれ怖くなってきた。本当にゲスト誰！？｣


彼等が口々に話し出した後に司会者がではお呼びしましょうと声を張った


｢本日のゲストはこの方です！！｣


いつもより重い扉がギィと音を上げゲストが顕になる


開いた瞬間にシュワァと煙幕が出てまだ姿は見えない


段々と煙が晴れてゲストが近付いてきてその場にいる全員が悲鳴に近い歓声を上げた


司会者達もうわぁ！とかまじか！？とか生きててよかった！(←)などと叫んでいる


そう、そのゲストの正体は


大人気ソロアイドル“Hope”だったのだ


｢初めまして｣


彼がそう言っただけでまたも歓声が上がり、観客の中には倒れる子もいたとか


その子達はスタジオの外へ運ばれた


勿論撮影は中断され、スタジオが落ち着きを取り戻し再開されたのは


それから数時間後のことだった


一人、“Hope”ははぁと溜息を吐いていたそうな

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