201 ページ4
玉森side
「どうして取り下げたの、裕ちゃん」
玉森「おばあちゃん」
「好きだったんでしょう?」
玉森「そうだけど」
「手に入れたいものは何が何でも手に入れたいものよ、、、私は」
玉森「色々あるけど、俺はまだ学ばないとダメだから会社も旅館も続けてくためにはさ」
「そうね」
おばちゃんは何でAとの話を取り下げたのか
すごい聞いてくる
欲しいものは力尽くで取る主義だからだろうけど、、、
まぁ実際に爺ちゃんのことも力尽くで奪ったんだとか何とか、、
母さんが言ってたっけな……
「裕太、今から旅館の方行きますよ」
玉森「あ、はい爺ちゃん」
「外に出向くときは爺ちゃんと呼ぶなと言っておるだろう」
玉森「はい、ごめんなさい」
「裕ちゃん、いってらっしゃい」
______________
やっぱり大きいな、、爺ちゃんの旅館
きたのは久しぶりだ
辺りを見渡しながら、歩いていたとき
誰かとぶつかってしまった
そしてその人が倒れかかってきて
一緒に倒れてしまった
玉森「いって、、、」
「て、、、あ、すみません」
玉森「すみませんでした」
「裕太、何してるんだ?ぶつかられたのか?」
玉森「あ、いやえっと、、」
「そっちがぶつかってきたんでしょー!」
バタバタバタバタ
奥から誰かが走ってきた
藤ヶ谷「緑、、何やってんだよ謝ったのか?その人に」
えっと、、、確かこの人は、、
玉森「、、、前パーティの時に」
藤ヶ谷「き、、金城様、、緑!お前!謝ったよな?ちゃんと!」
緑「いや、あっちが」
藤ヶ谷「良いから謝れ!とにかく」
彼は隣の女性と一緒に頭を思いっきり下げていた
「様をつけて呼ぶということはこちら側ということですよね」
玉森「っ、、」
やばい、、
「礼儀がなっていないようですが、どこの方なのかな」
爺ちゃんが、、
玉森「この人は悪くない、俺がちゃんと前を見てなかったからぶつかって、それで倒れただけだから」
「だとしてもだ、そこの品、壊れてる。それは彼女が掴んだものだと、私には見えるが」
玉森「Aの高校の友達だから、俺に免じて許してよ」
「……そう、ならまぁ、、、、裕太、先に奥の部屋行ってますからね」
玉森「はい」
藤ヶ谷「ホッ、、」
114人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ころん | 作成日時:2021年3月31日 7時