200 ページ3
北山「水族館なんかでよかったの？」
A「はい！」
今日は北山先輩から出かけようと誘われて
2人で水族館に来た
A「それにしてもどうしたんですか、、急に」
北山「その、最近あんま良くない事あったし、気分転換だよ」
A「デートですね」
北山「…………そうだよ」
最近は北山先輩が素直で、ちょっと変な感じがする
でもそれだけ私に対して近づいてくれてるのかなって思ったら嬉しい
北山「何見たいの？」
A「イルカは絶対です、あとはゆっくり見たいです」
北山「イルカ好きなんだ、、」
A「はい、、、先輩どうかしました？」
北山「いや、Aのことあんまり知らねーなと思って」
A「私は先輩のことよく知ってますよ〜」
北山「たとえば？」
A「サッカーが好き！」
北山「それは知り合いなら誰でも知ってるわ」
A「ふふ、他にもありますけどね」
北山「なんだそれ、まぁいいや、イルカは時間きまってるからそれまで近いの見るか」
A「はい」
いろんなところを回っている間
小さい子みたいにはしゃいでいた
こういうところ
あんまり連れてきてもらったりとかしなかったのかな…
A「イルカだーーー！！」
北山「はしゃぎすぎだろ笑」
A「だってイルカですよ！イルカ！」
北山「じゃあ前行くか？濡れるだろうけど」
A「それはちょっと、、」
北山「嫌なのかよ笑」
楽しんでくれてるから、まぁいっか
A「お母さんと一度だけ来たんです」
北山「え？」
A「お父さんは仕事で常に家にはいないから、出かけちゃおっかって私とひなを連れて」
北山「そうだったんだ」
A「弟が生まれた時にはもう私たちも大きかったから教育させられたりしてて家から出るなんてほぼできなくて、それが最初で最後だったんです」
じゃあ弟は一度もこういうこと………
辛いな、、
A「だからその時みたイルカは特別で、、、お母さんときたかったっていうのが本音ですけど、先輩と来れて良かった」
北山「また連れてきてやるよ、何回でも」
A「ふふ、ありがとうございます」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 114人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ころん | 作成日時：2021年3月31日 7時
