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北山先輩とタイミングが合い
一緒に駅まで帰っていた時だった




目の前の男性が急にしゃがみ込んだ



北山先輩はすぐにその人のところに駆け寄り声をかけていた



私も慌てて近づく



男性はすごく苦しんでいた


A「先輩水とかありますか?飲んでもらった方が」


北山「あ、おう。これどうぞ」


男性は水を飲んだ後、カバンを指差して
ボソッと言った


「medicine in my bag」


北山「えっ、英語!?」


A「I'll take it out of your bag.」


「thank you」


北山「すごっ……」



しばらくするとその男性は落ち着いたようで
少し話をしてくれた

もちろん英語で


北山「なんて?」


A「アメリカから来てるみたいです。元々体が弱いみたいで、発作がよく起こるって、薬飲み忘れてたみたいですよ」


北山「薬はちゃんと飲まないと〜」


先輩がそういうと男性はすみませんと言わんばかりの表情をしていた


日本語はわかるのかな?

見た感じ日本人だし

育ちがアメリカって感じかな?




休んでから男性はホテルに戻るといって帰って行った




A「大丈夫ですかね」


北山「大丈夫だろ、薬飲んでたし、にしても体弱いのわかっててそんな出歩くか?ホテルの場所聞いたらかなり遠かったぜ?」


A「誰かに会いに行こうとしてたとかじゃないですかね?アメリカから来たとは言ってたけど明らかに日本人ですよ」


北山「だよなー、だから英語話しててビビったわ」


A「先輩英語ダメですもんね〜笑」


北山「うっせぇばーか」


A「高校の時はどうしてたんですか?」


北山「は?」


A「数学は私に聞きにきてたじゃないですか、英語はどうしてたんですかっ」


北山「自分で頑張ってたんだよ」


A「なら数学も頑張ればよかったのに」


北山「うっせ」

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作者名:ころん | 作成日時:2021年3月31日 7時

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